エデス・エトナ・ビアンコ 2023
国:Italy (イタリア)
地域:Sicilia (シチリア)
品種:Carricante (カッリカンテ) 主体
Grecanico (グレカニコ)
Catarratto (カタラット)
Minnella (ミネッラ)
タイプ:White (白)
土壌:火山性砂質土壌
度数:12.5%
インポータコメント
植樹:2000年代
位置:650m、エトナの北斜面
土壌:火山性砂質土壌
ステンレスタンクで醗酵、ステンレスタンクで6ヵ月熟成。
伝統的にはエトナ山の北斜面には赤品種が植えられてきた。
東斜面の海側は湿気が多く、日照時間が少ないことから、白品種が植えられることが多い。
しかし北斜面でも古い畑には常に白品種を含む様々な品種が植えられ、日常酒となってきた。
エデスはカッリカンテを主体に、それ以外の白品種を混植混醸してあり、日照時間も多いことから酸は低く果実味が強く早く楽しめるよう醸造しているため、家(=ラテン語でAEDES)の常備ワインとしてもぴったり。
■生産者
I Custodi (イ・クストーディ)
本拠地:イタリア・シチリア
カターニャ出身のオーナー、マリオ・パオルーツィが、2007年に立ち上げたワイナリー、イ・クストーディ。
若くしてエトナ山の赤ワインに心惹かれるものがあったが、醸造家サルヴォ・フォーティと出会い、エトナワインへとのめりこんでいった。
エトナ山の北部に赤ブドウ、東部に白ブドウ、合わせて11.8haのブドウ畑を所有しており、栽培はサルヴォ率いる、イ・ヴィニエーリの栽培家グループに委ね、醸造もサルヴォがコンサルタントとしてかかわっている。
マリオはエトナで生まれ育ったわけではないが、サルヴォの考えに深く共感し、伝統的なそしてクオリティーワインを造るためには、ブドウはアルベレッロ仕立てであるべきだと、強く信じている。
彼はモガナッツィのワイナリーの建設(2016年)の際に、そこにすでにグイヨー仕立てで畑が植えられていたブドウ樹をすべて引き抜き、アルベレッロへと仕立てるべく、植え替えてしまった。
それだけ彼の、エトナの伝統への思いは強い。