ヴァン・テ・ユヌール・ヴァン・テ・アン 2021
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Pineau d'Aunis (ピノ・ドニス) 50%
Gamay de Chaudenay (ガメイ・ド・ショードネ) 50%
タイプ:Pink (ロゼ)
栽培:ビオロジック、ビオディナミ
度数:12%
インポータコメント
手摘みで収穫したブドウを品種毎別々にダイレクト・プレスして、グラスウールのタンクで野生酵母で自発的にアルコ−ル発酵を行う。
醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。
引き続き自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。
瓶詰め前に2品種をブレンドして、無清澄・無濾過、SO2も無添加で、重力を利用して自然に瓶詰め。
現行ロットは2022ヴィンテージ。
収穫日はガメィ・ショードネィが9月9日。
ピノー・ドニスが9月26〜27日。
総生産量2,200本。
アルコール度数は12度。
2023年6月時点のSO2トータルは13mg/l。
『21h21ヴァン・テ・ユヌール・ヴァン・テ・アン』とはフランス語で「21時21分」のことです。
これは、15年以上前からセドリックの家族にとって一緒の合図になっている時間だそうです。
夜夕食を終えてセドリックと妻が時間を見るたび、午後の9時21分になっているのだそうです。
子供達を含めた家族にとって、一種の運命的な時間になっているため、このキュヴェ名にすることにしたそうです。
■生産者
LES GAUCHERS (レ・ゴーシェ)
本拠地:フランス・ロワール
レ・ゴーシェは、セドリック・フルーリーが 2017 年にロワールのコトー・デュ・ヴァンドモワに設立したナチュラルワインのドメーヌです。
セドリックはパリの学生時代に、ジャン・ピエール・ロビノの レストラン、ランジュヴァンで叔父がシェフをしていたため頻繁に通ってナチュラルワイン好きになりました。
その後、国際 NGO の仕事でマリやイエメン、アフガニスタンなどで 15 年間働いていましたが、休暇やヴァカンスにはフランスに戻り、クロ・テュ・ブッフのティエリーピュズラやラ・ グラップリのルノー・ゲティエの下で収穫や醸造を経験しました。
その後、本格的にナチュラルワイン造りに携わりたいと考え、NGO の仕事を止め、ドメー ヌ・ド・モントリューのエミール・エレディアの下で働きました。
そして、2017 年に地元に小さな畑を購入して、僅か 1 樽から自身のワイン造りをスタートしました。
ビオディナミの手法を取り入れたセドリックのワインはとても活力があり、明るくさわやかで、同時に正確さを備えた味 わいです。
フランス各地のナチュラルワインショップやパリのナチュラルワインのレストランで販売されている他、デンマーク、オランダ、スイスなどにも輸出されています。