イル・トリブラート 2016

  国:Italy (イタリア)
 地域:Umbria (ウンブリア)
 品種:Trebbiano (トレッビアーノ)
タイプ:White (白)、Frizzante (フリッツァンテ)
 土壌:砂、砂岩、小石に細かい石灰
 栽培:無農薬・無飼料
 度数:11%

インポータコメント
自然酵母にてステンレス発酵後、取っておいたモストを加え瓶詰めし瓶内二次発酵。
オリ抜きせずにリリースしました。


■生産者
Tiberi (ティベリ)
本拠地:イタリア・ウンブリア

ウンブリアの州都ペルージアより南西に15km、モンテペトロイオという人口200人程の小さな農村にある農家ティベリは、150年、6代に渡り農業を続けてきました。
しかしワイン醸造の歴史は浅く、2013年が初ボトリング。
現在は6代目にあたるフェデリコがブドウ畑を管理。
本格的にブドウ栽培を行い始めた60年前より、出来た果実はそのまま組合へ販売し自家消費用のみをダミジャーナと小さな樽一つで醸造していました。
3.5haある畑には、古い樹で60歳のグレケットが残っており、ティベリ家が当初より行ってきた無農薬・無飼料という農業はこの家の歴史であり土地の歴史でもあります。
畑は標高350m、土壌は基本は砂、水はけの良い砂に加え、砂岩、小石。細かい石灰。
畑には、野生のさくらんぼや数々のハーブが自生する、植物園のような場所です。
畑では農薬や化学肥料は一切使用せず、銅と硫黄も極力使いません。
醸造は至ってシンプルで、それぞれのブドウは収穫時に混ぜられ、自然酵母での発酵を行います。
白は2日、赤は7日間のマセレーションを行い、2〜3週間の発酵で終了。
発酵が終わった段階で、沈んだ澱を除く為タンクの移し替えを行い、また戻しそのまま6〜7月まで寝かせます。
ただブドウを発酵させ・落ち着かせる。
そのシンプルすぎる工程をシンプルに行うだけのワインは、ある意味とても貴重で素晴らしい飲み物、添加物は一切無し、亜硫酸無添加、ノンフィルター、現代のワイン技術・生産とはかけ離れたワイン造りを行う貴重な生産者です。

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