[2480] Racines Metisses 2019 Laurent Barth / ラシーヌ・メチス 2019 ローラン・バルツ

3,100円(税込3,410円)

ラシーヌ・メチス 2019

  国:France(フランス)
 地域:Alsace (アルザス)
 品種:Auxerrois ( オクセロワ) 60%
    Muscat (ミュスカ) 15%
    Gewurztraminer (ゲヴルツトラミネール) 10%
    Riesling (リースリング) 10%
    Pinot Gris (ピノ・グリ) 5%
タイプ:White (白)、やや甘
 栽培:ビオロジック
 度数:13.8%

インポータコメント
2019ヴィンテージは優しい軽めの甘さときれいな酸が口中に広がる、本来のスタイルに仕上がっています。
いつものラシーヌ・メチスらしい優しい味わいが心地よく、幅広いシーンで楽しめる1本です。


■生産者
Laurent Barth (ローラン・バルツ)
本拠地:フランス・アルザス

アルザス地方のワイン産地の中心となるコルマールから北に数kmの「ベンヴィール村=Bennwihr」にこのドメーヌはあります。
現在オーナーのローラン・バルツ氏が3代目になる家族経営の生産者です。
祖父の代に起こった第二次世界大戦で、ベンヴィール村とぶどう畑は壊滅的な被害を受けましたが、戦後、少しずつぶどう畑を拡大していきました。
父親の代までは収穫したぶどうを協同組合に売ってきました。
生まれたときからぶどう栽培を間近に見ながら育ったローラン氏は、将来ドメーヌを継ぐことに何の迷いもありませんでした。
ディジョン大学で醸造学を専攻し、国家資格である「醸造学者」に合格した彼はボルドー地方のグラン・クリュ1級格付けのシャトー・ムートンほか、シャンパーニュ地方やボジョレーのワイナリーで経験をつみました。
ワインへの興味は留まることを知らず、南アフリカ、カリフォルニア、インドそしてオーストラリアのワイナリーで働いて知識を深めながら腕を磨きました。
そんな折、父親が1998年に亡くなったため、実家に戻って後を継ぎました。
2003年までの5年間は育てたぶどうを組合に売りながら、生産者元詰めを目指して自社畑の研究をしました。
同時に「ビオロジック」農業に移行していったのです。
こうした準備期間をおいて2004年に初めて醸造したワインが完成しました。
高度な醸造学と世界の幅広いワイン造りの経験をいかして、「この土地らしい個性を持ったワイン」を造ろうというのがモットーです。
2007年にはコンポストなど、少しずつビオディナミの手法も取り入れ始めました。
今後、3〜4年かけてビオディナミに移行していく予定です。

アルザス地方の産地を訪ねてやはり特徴的なことは、複雑に入り組んだ地質と立地条件です。
合計3.5haを所有するバルツ家も、27ヶ所に細分化された区画(最小は0.04ha)の個性を生かすようなワイン造りをしています。
良いワインを造るために大切なことは?という質問に、「1日かかっても話しきれないけど・・・」と考え込んだ末に、「これまでとこれから先の様々な経験の上で、畑仕事も醸造もテロワールと品種と造り手を最大限に生かすことかな」と真剣に答える、本当に真面目なローランなのでした。

●栽培
「エコセルト」認定の「ビオロジック」農業実施。土壌の個性を生かし、生産量を落として(認可量の半分以下)、より凝縮したピュアなぶどうを作るよう心がけています。
10月から12月の間に1回、春に1回土を耕し、葉が落ちたら剪定、コンポストはビオディナミの調合のものを使用。
手摘み収穫。
畑での収穫の時と、醸造所で選果台を使っての2度にわたってぶどうを厳選。

●醸造
収穫は午前中のぶどうの温度が上がらないうちに実施し、午後醸造するように注意して、デリケートな部分にまで配慮した醸造を行う。
天然酵母で発酵。
白ワインの発酵は6週間から8ヶ月という具合に、作柄や区画によって期間は様々。
発酵温度は18−20℃の範囲であれば自然に任せ、22℃を超える場合は温度を下げる。
熟成期間は10−12ヶ月。

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