ファーレ・ニエンテ 2021
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Grenache Blanc (グルナッシュ・ブラン)
Clairette (クレレット)
Clairette Rose (クレレット・ロゼ)
Vermentino (ヴェルメンティーノ)
Viognier (ヴィオニエ)
タイプ:Orange (オレンジ)
度数:12%
インポータコメント
ロリータのパートナーであるニコラ・ルノー(クロ・デ・グリヨン)とのコラ
ボレーションキュヴェ。
ディマンシュ(フランス語で”日曜”の意味)というプロジェクトで、平日はそれぞれの仕事があり忙し
いですが、日曜に二人のキュヴェを造っていたことからこのプロジェクト名になりました。ブドウはニ
コラのものを使用。
醸造はロリータはグルナッシュ・ブランとクレレットを、ニコラはヴェルメンティーノとヴィオニエを行い、それを掛け合わせています。
マセラシオンはロリータのパートで10日間、ニコラのパートで11日間です。
グルナッシュ・ブランは早く酸化するため、マセラシオンするのは非常に難しいです。
ニコラは経験済みで何度かマセラシオンに挑戦したことがありますが、成功したことはありませんでした。
しかし今回、ロリータはそれを成功させました。
ニコラにとっても素晴らしい成果で、このキュヴェのアイデアに繋がりました。
出産を終えて一息つこうと思っていた時だったので「ファーレ・ニエンテ」(イタリア語で”何もしな
いことの贅沢”の意味)という名前を選びましたが、育児はそんなに甘くなく現在は赤ちゃんの世話をする以外に何もできなくなったので、ただの「何もしない」生活になってしまったと言います。
■生産者
Lolita Sene (ロリータ・セヌ)
本拠地:フランス・ラングドック
ロリータはまだ若いですが、スター性を秘めた造り手です。
故郷のラングドックを出てパリのクラブなどでイベントの仕事をした後に農業学校で勉強しました。
卒業後はパリとカナダのワインショップ働いていたのですが、ナチュラルワインをお客さんに勧めているうちに、自分でも造ってみたいという気持ちがふつふつと湧き上がってきたと言います。
現在、ラングドックのナチュラルワインシーンで最も注目されている生産者の1人である彼女のワインは、すでにフランス国外でも人気になっています。