ミュスカ 2021
国:France(フランス)
地域:Alsace (アルザス)
品種:Muscat (ミュスカ)
タイプ:Whte (白)
栽培:ビオロジック
認証:AB、ユーロリーフ
度数:12.5%
インポータコメント
2023年3月に販売致しましたアイテムの再入荷となります。
葡萄の70%は12時間かけてダイレクトプレス、30%は10日間のマセラシオンの後にブレンド。
8ヶ月間ステンレスタンクで発酵と熟成。
仄かに青みがかった淡い黄色。
ライチや熟した白葡萄などアロマティックな果実の香りに、沈丁花やジャスミンなど白い花の引き込まれるような魅惑的な香り、ヴェルヴェンヌなど柑橘系のハーブを想わせる爽やかな様子が加わります。
舌先をピリッとかすめるガスがあたり若々しい印象で、小気味良い酸が清らかな飲み心地を感じさせながら、マスカットキャンディーのような可愛らしい果実の風味が溶けていくように広がります。
短期間のマセラシオンを施した果汁が加わることで、甘やかな風味を持つ果実のフレッシュ感に、白葡萄の爽やかな果皮の香りや華やかな花々の印象が絶妙 に絡み合う風味を感じられる仕上がりです。
■生産者
Les Funambules (レ・フュナンビュール)
本拠地:フランス・アルザス
レ・フュナンビュールはアルザスのアンマーシュヴィアという街で2018年にギヨーム、シリル、兄妹のジルとスージーの若手4人により設立されたドメーヌです。
幼い頃から仲が良かった4人は、それぞれ家族が所有していた畑を引き継ぎ、合計11haの面積を皆で共有し自然派ワイン造りの道へ進むことを決意しました。
畑は大部分が15〜20年前からビオ農法により栽培されていたため、自然派ワインを造る上では素晴らしい状態で初ヴィンテージを迎えました。
2019年以降は加えてアグロフォレストリー(森林農業)にも注力しております。
畑には既に400本以上もの果樹を植え、鳥の巣や止まり木などを設置、土は耕す事はなく、葉も同様に木の根元以外は一切切らずに必要に応じてロール作業のみ行うなど、畑を限りなく森の生態系に近づけるよう徹底して努力を続けています。
一般的なドメーヌの形である栽培や醸造など特定の工程において担当者を設けておらず、彼らのワインは4人全員が剪定から瓶詰めまでの全プロセスに携わり造られます。
自然派ワインのドメーヌとしては比較的珍しいチーム構成でとても興味深いですが、その反面、冒険的な試みをし辛い状況である事も否めません。
全てを考慮した上で力を合わせ、少しずつ前進し、畑は時と共により自然な生態系に近づき、更に彼ららしいワインを造り上げてくれる事でしょう。
期待が高まる若手4人組です。