ゲンキ 2023
国:Japan (日本)
地域:Miyagi (宮城)
品種:Neo Muscat (ネオマスカット) 51%
Seibel 9110 (セイベル 9110) 45%
Delaware (デラウェア) 15%
タイプ:White (白)
度数:9.5%
インポータコメント
例年通りトロピカルフレーバー全開なゲンキです。
2016 年より始まったネコシリー ズですが、このゲンキは 2018年までナイアガラをメインとしておりました。
しかしながら、納得のいくナイアガラになかなか出会えず、2019年よりネオマスカットやデラウエアなどをブレンドしながら、トロピカルフレーバー全開に仕込んできました。
そんな折、2020 年に委託醸造者として、岩手県紫波町の若手農家・佐々木 譲さんとご縁をいただき、自身で Domaine Hasipa というブランドを立ち上げ、彼が育てたぶどうで、ワイン造りを開始。
栽培品種はナイアガラ、ヒムロット、キャンベルなど。
彼のナイアガラを食した時、とても良いナイアガラで、羨ましくもありました。
当初に仕込んだワインも、ナイアガラでこの表現までいけるの?と思うくらい可能性を秘めていました。
そして 2023 年、「新規で譲り受けた畑のナイアガラをいりますか?」というご連絡をいただき、即座にお願いしますと答えたことを覚えていま す。
結果として、2016 年のオリジナルに近いセパージュで、仕込むことができました。
ナイアガラ、ネオマスカット、セイベル、異なる 3 つの香り高いフレーバーのぶどうを合わせることで、よりナイアガラの良さが引き立ちます。
2023 年は東北の至るところで、特異な気候による晩腐病という病気が流行し、収量 がだいぶ減ったため、いつものポテンシャルまでは、持っていけなかったと思っています。
こればかりは仕方ない。
来年は、より良いナイアガラで、もっとその個性を引 き出せるワインを仕込みたく思っています。
このヴィンテージでも、その良さは十分に伝わるとは思いますが、来年はより期待してください。
■生産者
Fattoria AL FIORE (ファットリア アルフィオーレ)
本拠地:日本・宮城
私たちは、宮城県川崎町で2015年からワインをつくっている農場=Fattoriaです。
蔵王連邦の麓にあるこの町はとても穏やかで、静かで、心地よい土地です。
畑と田んぼ、山と湖、小さな商店街とあたたかい人々。
訪ねてくださった方々が、この町の良さを感じてくださる時は本当にうれしいです。
「AL FIORE」は、代表の目黒浩敬が2002年仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前です。
日本語で「一輪の花」を意味するAL FIOREということばには、
みなさんを魅了する一輪の花が、やがてタネをこぼし、
いつかお花畑のように、もっともっと多くの人々の幸せへと広がるように
という願いが込められています。
私たちのワイナリー「Fattoria AL FIORE」の活動は、レストランから始まった
AL FIOREの次のステージである「お花畑」の基盤をつくる第1歩です。
ワイン造りを通してご縁をいただいた素晴らしい仲間たちの活動を応援(支援)できる存在でありたいと思っています。
2014年、最初の畑を開墾した川崎町安達の周囲は耕作放棄と過疎化が進んでいました。
ここを人が集まる場所にできないだろうか? と考え、農園を開いてぶどうの樹を植え始めました。
志を持ったたくさんの人が集い、
誰もが対等な立場で、自然の恵みをいただきながらものを創造し、
その喜びをさらに多くの人と分かちあう状況をつくる。
この想いが私たちの活動の原点です。