ラ・シュエット プルサール プルプル・ドール 2023
国:France (フランス)
地域:Jura (ジュラ)
品種:Poulsard (プールサール)
タイプ:Red (赤)
SO2:必要最小限
度数:12.5%
インポータコメント
プルサール100%。
マントリー村の1.3haの区画より。
粘土石灰質・泥灰土質土壌。
平均樹齢35年のVV。
収量は40hl/ha。
年によってステンレスタンクまたは500リットルの粘土製アンフォラで発酵後、12ヶ月間シュール・リー熟成。
SO2の使用は必要最小限。
■生産者
Pierre Richard (ピエール・リシャール)
本拠地:フランス・ジュラ
ジュラ中央部のル・ヴェルノワ村に1919年から続くヴィニュロンの家系で、1945年にドメーヌを設立して自社ビン詰めを開始しました。
1976年に継承した3代目ピエールによって大いに発展を遂げ、2017年に、ブルゴーニュ、サン・テミリオン、プロヴァンスでの修行を終えた4代目ヴァンサンが継承しました。
早2009年よりビオロジック栽培を実践し続けており、2018年に「ECOCERT」の認証を取得しています。
「ヴィニュロンという職業の本質は、素晴らしい品質のぶどうを作ることです。
そのために最も大切なことは、ぶどう畑を取り巻く界および土の中に生物多様性を実現し、土壌を活性化することです。
私たちはぶどう畑の周囲に多種多様な草花を植え、自家製のハーブの煎じ薬を撒いて世話をしています。
また生け垣と池を作って、様々な虫や小動物が安心して暮らせる環境を整えています。
夏には一部の畑作業を夜間に行いますが、これは暑さを避けるためだけでなく、蜂による日中の花粉媒介のじゃまをしないようにするためでもあります。
すべての施策は結果的に土壌を活性化させることにつながり、この地のテロワールがくっきりと反映された素晴らしいぶどうの育成につながります。
テロワールの明瞭化を子の代、孫の代まで永続させるために、マス選抜も実施しています」。
「醸造のキーワードは、衛生管理、安全管理、品質管理です。
人的・技術的介入は最小限に抑え、高品質のぶどうが高品質のワインに生まれ変わるのを見守ります。
設備は最新鋭ですが、醸造法は家族に代々伝わる伝統的な手法を貫徹しています。
もともとのぶどうの鮮やかな果実味をそのまま味わっていただきたいので、SO2の使用は必要最小限に抑えています」。
彼のワインは総じて、みずみずしい果実味と繊細で上品な口当たりを特徴とします。
各要素のバランスが均整で、口の中でふんわりととろけるように感じられます。
非常に長い余韻も心に残ります。
「両親から自宅を譲り受けた際、屋根裏部屋につがいのフクロウとたくさんのひな鳥たちが住んでいるのを見つけました。
フランスではフクロウは幸運の守り神とされており、私たちのシンボルとしてラベルに採用することにしました」。