オート・コート・ド・ボーヌ 2023
国:France (フランス)
地域:Bourgogne (ブルゴーニュ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
SO2:添加なし
度数:13.5%
インポータコメント
手摘みで収穫(60%を全房)し、半量をセメントタンク、もう半量を開放式木製タンクで2週間発酵。
3~6年樽で熟成。
新樽は5%以下。
無濾過、SO2無添加。
チェリーやフランボワーズのアロマにスパイスのニュアンスがあります。
口当たりしなやかで繊細なタンニンとの調和の取れたバランスが特徴です。
■生産者
Domaine de Mandelot (ドメーヌ・ド・マンドゥロ)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
オート・コート・ド・ボーヌの美しい丘陵地帯、ボーヌの北西約8kmに位置するマヴィリー・マンドゥロに本拠を置くドメーヌ・ド・マンドゥロ。
このワイナリーは、セバスチャン・ブヴェ、ソフィー・ブヴェ、そしてフランソワ・グランジェという情熱的な3人組によって運営されています。
ドメーヌの歴史は2020年、セバスチャン・ブヴェとソフィー・ブヴェがシャトー・ド・マンドゥロとその周辺の畑を購入したことから始まります。
彼らは地元の著名なワイナリー、ドメーヌ・シャンドン・ド・ブリアイユで10年以上の経験を持つフランソワ・グランジェと出会い、彼の卓越した技術と哲学に惹かれドメーヌを設立することを決意します。
フランソワは特にバイオダイナミクスの導入や、化学物質に頼らない独創的で効果的な栽培方法で知られていました。
現在、ドメーヌは6ヘクタールのブドウ畑を耕作している他、森林や牧草地を所有しています。
ブドウ畑は標高360-460mの高地に位置し、森林や小川に囲まれた寒冷な気候の中で、主に灰色粘土を含む粘土質土壌が広がっています。
6ヘクタールの畑のうち、5ヘクタールは馬で耕作されるか、自然な下草を生やす方法で管理されています。
すべての農作業は手作業で行われ、病虫害対策も最小限に抑えられています。
病害対策には銅と乳剤を使用し、特にうどんこ病対策として硫黄の代わりに脱脂乳を使用する革新的なアプローチを取っています。
土壌の微生物を保護し育成するため、畑の大部分で表土を覆う下草(ソラマメなど)の播種を実施しており、窒素レベルを上げるなど土壌の健康維持に積極的に取り組んでいます。
ドメーヌでは、アリゴテ、シャルドネ、ピノ・ノワール、ガメイ、そして少量のピノ・ブランという多様な品種が栽培されており、これらが魅力的な幅広いワインのラインナップにつながっています。
2022年は初ヴィンテージとなりましたが、全てのブドウを販売し、わずかな実験的醸造のみを行いました。
2023年に6ヘクタール強で初の本格的な醸造を開始し、オーガニック栽培への転換も同時に進めています。
醸造においては、人的介入を最小限にとどめ、過度な抽出を避け、テロワールを純粋に表現することを目指しています。
2023年と2024年のヴィンテージは、醸造から熟成、瓶詰めに至るまで一切の添加物なしで作られています。
この若いドメーヌは、オート・コート・ド・ボーヌの丘陵地帯に新たな息吹をもたらし、自然と共生するワイン造りの美しさと可能性を追求しています。
今後も、このドメーヌから生み出される素晴らしいワインに目が離せません。