ベルシコラ 2022
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Carignan (カリニャン)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
認証:AB、ユーロリーフ
度数:13%
インポータコメント
ラングドック地方の粘土石灰岩土壌に植えられた、樹齢100年を超えるカリニャン・ノワールから造られる赤ワインです。
ラベルに描かれているアートワークは、ワイナリーの共同経営者であるセリーヌの手によるもので、このキュヴェの世界観を視覚的にも表現しています。
「Versicolore」とは「色の変化」を意味し、もともとは毎年ブレンドやスタイルを変えていく構想のもと命名されました。
しかし、2018年にこの古木カリニャンのブドウの素晴らしさに出会い、以降はこの単一品種で造るスタイルに舵を切ることになりました。
春に雨と霜が多く見られたものの、大きな被害はなく、夏には猛暑が続きましたが、春に蓄えられた水分が功を奏し、健全な収穫が実現しました。
収穫量は例年並み、果実の品質は非常に良く、「太陽を思わせるようなヴィンテージ」と生産者は語ります。
収穫は手摘みにて行われた後、ブドウは7°Cの冷蔵室で1日保管されます。
その後、全房のままマセラシオン・カルボニックを17°Cの環境下で15日間行い、プレスを経て自然酵母による発酵が3週間〜1ヶ月ほどかけて進みます。
熟成はフードル(大型木樽)およびオーク樽にて11ヶ月行い、瓶詰めの1ヶ月前に澱引きを実施。
清澄やろ過は一切行いません。
赤ワインながらも透明感のある輝きを湛え、口に含むとブラッドオレンジのようなフルーティーさと、繊細で緻密なタンニンが心地よく広がります。
口当たりは滑らかで、重さを感じさせない軽やかさがあり、フィニッシュには爽やかで清涼感のある余韻が静かに続きます。
力強さとエレガンス、熟成感とフレッシュさが絶妙なバランスで共存する、魅力的な古木カリニャンのキュヴェです。
■生産者
Balansa (バランサ)
本拠地:フランス・ラングドック
彼らの14haの古いブドウの木は、ラングドック・ルシヨンのオード県にあるオート・コルビエール・テロワールの崖の上にあります。
このテロワールは、ガリーグとオークと松に囲まれた、標高140〜280mの片岩土壌が特徴です。
気候は地中海性気候で、乾燥していて暑く、太陽と風をたくさん浴びてブドウは育ちます。
また、この気候はワインに多くの特徴的な個性を与えます。
彼らは自然環境とテロワールに深く関心を持っており、以前は有機農業で事業を行っていましたが、2019年以降はビオディナミ農法に移行しています。
「バランサ」という名前は、酒蔵の場所に由来しています。
また、地元の方言であるオック語で「バランサ」は「平衡」を意味します。
畑のブドウは木枠を使って手作業で収穫されます。
その後、ブドウは作る予定のワインの種類に応じて4°Cから7°Cの冷蔵室に1〜2日間保管されます。
彼らは空圧式のしぼり機を使用してワインをプレスします。
発酵は天然酵母のみで行われます。
ワインはろ過されておらず、精製もされていません。