ピノ・ノワール・ヴォン・ドルフ 2024
国:Austria (オーストリア)
地域:Burgenland (ブルゲンランド)
品種:Pinot noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
土壌:砂利の多い褐色土
栽培:ビオディナミ
認証:ユーロリーフ
度数:12%
インポータコメント
9 月上旬に手摘みで収穫、50%が全房、50%が除梗され、パンチダウンを一切行わずにオープンバットで自然発酵。
軽くプレスした後、使用済みの 500 リットルの樽にてラッキングし、マロラクティック発酵。
数か月熟成したのち瓶詰め。
無清澄、無濾過、瓶詰時、ごく少量の硫黄の使用。
“vom dolf”は「村から」の意味で、彼らの故郷であるゴルス村の村名クラスワイン。
ゴルスの町の北、パームドーファー・プラッテン(丘の上部の台地)に広がる 3 つの畑からのブドウを主に使用。
上部台地は下部斜面やハイデボーデン(低地)の畑より気温が涼しいため、デリケートなブルゴーニュ品種にマッチします。
透明感のあるルビー色。
アメリカンチェリー、ブルーベリー、プラム、スミレ、森林、ほのかにハーブとスパイスの香り。
ミディアムで滑らかなストラクチャー。
ベリー系の果実味と少しのスパイスと細かく滑らかなタンニン。
樽熟由来のボリュームが感じられます。
時間の経過と共に香りはどんどん広がり、エレガントな印象も。
ピットナウアーらしく、シンプルなピノ・ノワールですが、例年より深みを感じられます。
■生産者
PITTNAUER (ピットナウアー)
本拠地:オーストリア・ブルゲンランド
作り手:ゲアハルト・ピットナウアー
ピットナウアーは、自分が愛飲していたワインの中に、一貫性や共通のテーマがあることに気づくまでは、栽培理論なしでワイン造りを行っていました。
もし、彼が自分の飲んでいるワインがビオディナミで造られていることに気づいていたとしたら、彼のワイン造りは、もっと早く変わっていたことでしょう。
年月が経ち、ビオディナミのことを知ったピットナウアーは、妻のブリジットとともに、15ha(半分は自分のもとで半分は借りた土地)を生きたワインを造るために、独自のオーガニック精神で手入れをはじめます。
堆肥を与えるところから収穫までのすべての作業はマニュアル通りに行われ、カレンダーはなく、彼をあせらせるものは何もない。
ブドウの完璧な成熟がもたらす味わい。
きれいなブドウを選んで、ヴィンテージのコンディションに応えたワイン造りをセラーで行っています。
空気式圧搾機、温度調節付きのスチールタンク、そしてポンプなど最新技術。
彼の造るワインは、ピュアでフレッシュな果実味が特徴です。
ピットナウアーは、それぞれのブドウ品種がもつ、わくわくするような、ユニークな声やテロワールがはっきりと聴こえてきそうなワインを造っています。