ユヌイル 2017
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Mourvèdre (ムールヴェードル)
タイプ:Red (赤)
土壌:黄色い丸石の粘土
栽培:ビオロジック
認証:エコセール
SO2:無添加
度数:14%
インポータコメント
絶え間ない進化を遂げパリだけでなく世界から注目を集めるニコラ。
この土地が風から守られた真のune ile(島)である事から名付けました。
セメントタンクでマセラシオンカルボニック後、バリックで熟成しました。
■生産者
Le Clos des Grillons (ル・クロ・デ・グリヨン)
本拠地:フランス・ローヌ
造り手:ニコラ・ルノー
ル・クロ・デ・グリヨンのニコラ・ルノーは「9歳のとき、シャトーヌフ・デュ・パプ で行われた試飲会が全ての始まりでした。」と語りかけました。
大人が集い、ワインを囲んで社交するその輝かしい世界を子供ながらに体験し、知らぬ間にワインの魅力に誘惑されその虜になっていました。
しかし彼の家族や親戚にはワイン関係者などいるはずもなく、この世界に憧れを持ったまま 時は流れていきました。
興味があった歴史と地理を学ぶのに集中し、教師の道へ。
しかしローマ時代の歴史や地形測量など、自然とワイ ンへと繋がっていくものばかり・・・大学の休みにカーブで働き、暇があれば醸造家を訪ね、自学でワインを学びアマチュア用の試飲コンクールに参加するなどワインを趣味として割り切っていたニコラですが、ある日、やはりワイン生産者になる夢を捨てきれずにいる自分に気付いてしまったのです。
2005年ついに第一歩を踏み出したニコラ。
教師を辞め、自分の知識、そしてコート・デュ・ローヌで友人になった生産者を頼りに、ワインの道へ進む ことを決めました。
2006年3月、最も尊敬するジャン・ポール・ドメン(ドメーヌ・ヴィルランベール・ジュリアン)の下で働き始め、ラングロールらとの交流を深めていきました。
2007年、祖父から受け継いだ土地を売り、ロゼの銘醸地タヴェルから南西6キロに位置するロシュフォール・デュ・ガールに4.5haの 畑を購入。
同年8月にはジャン・ポールの元を離れ自分のドメーヌを設立。
小さな区画にいくつもの品種が混じる「コンプランテ(混植)」といわ れる畑は10年近く放置され野生化していたため「そんな畑を買うなんて頭がおかしいんじゃないのか」と何度となく言われたといいます。
ビオロジック栽培も昔ながらの地主さんたちには理解し難いようですが、「クレイジーだと思われても自分が正しいとおもうことはやり通す」とニコラは自分が選んだやり 方を断固として変えず、ビオロジック栽培を貫き通しています。
彼の目的は醸造家になり、個人のカーブを持つこと。
しかしニコラはカーブを持つ前にまず「醸造能力」そして「テロワールのポテンシャル」を確かめる 必要があることを十分に理解していました。
2007年9月、彼は自分の家のガレージをカーブへと建て直し(15m2 !)、20hlだけ醸造してみました。
ロー ヌ地方のdur(固い、重い)なワインを好まないニコラのセンスは繊細で、結果は思っていた以上に素晴らしい出来栄え。
自分自身も大いに納得し、 これを機にル・クロ・デ・グリヨンが本格的にスタートすることとなりました。