オート・コート・ド・ニュイ ’ル・プリュレ’ 2016
国:France (フランス)
地域:Bourgogne (ブルゴーニュ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
土壌:粘土石灰
栽培:ビオロジック
認証:エコセール・AB
SO2:びん詰時15mg/L
インポータコメント
2016年は春の雹被害とべと病により収量が激減しました。
アルスナン村に1971年から所有する区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土壌の ピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽で18 ヶ月熟成。
ガーネットの外観にウッディ香と熟したベリーの香りを感じます。
軽やかで美しく隅々まで染み渡るピュアな果実に細やかなタンニン、樽のニュアンスが上品なアフターを演出します。
■生産者
Dom. Aurelien Verdet (ドメーヌ・オーレリアン・ヴェルデ)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
作り手:オーレリアン・ヴェルデ
コートドー ルの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村。
1604年からこの地に住むヴェルデ 家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。
オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門。
ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、 ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。
アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが 2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。
2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。
「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。
伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。
肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。