グロ・プラン・デュ・ペイ・ナンテ 2017
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Gros Plant (グロ・プラン)
タイプ:White (白)
土壌:片麻岩
度数:12%
インポータコメント
グロ・プランは大西洋沿岸からミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌの北東地域を中心にかけて生産されています。
この地区で作られるワインはすべて辛口で、一番の特徴はレモン汁のような酸味。
ドメーヌ・マルタンでは収穫量を抑えるため、剪定にかなりの時間を費やし制限をし、凝縮したグロ・プランを造っています。
ナント地方独自のローカル品種、グロ・プラン種を用いて造られます。
この品種ならではのレモンを想わせる、クエン酸のニュアンスがあり、地元のオイスターバーやシーフードレストランでは定番中の定番アイテム。
レモンをぎゅっと絞った様な果実味にキレのある酸味が特徴。
はつらつとしたフレッシュな味わい。
■生産者
Bernard et Dominique Martin (ベルナール・エ・ドミニク・マルタン)
本拠地:フランス・ロワール
パリの南西、ロワール川河口にある都市ナントから車で東に約30分。
サンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村にあるドメーヌです。
サンフィアクル・シュル・メーヌは家々が集まっている3か所のコミューンからなり、その内の1つにドメーヌがあります。
ここはセーヴル川とメーヌ川の間に位置しています。
初代は葡萄を売って生計を立てていましたが、1952年にドメーヌを設立。
現在は3代目のドミニク・マルタンがワイン造りを行っています。
彼の父親であるベルナールも、現役で共にワイン造りから販売まで行っています。
所有面積は35ha。(グロプランが2ha 、ミュスカデが33ha)
土壌は片麻岩がメイン。
ミュスカデは1932年〜1974年前後に植樹され、3分の1ほどは伝統的な製法のマルコタージュ(取り木)で株を増やしています。
マルタンでは古木や病気などで葡萄がダメになった際、その株ごとを新しい苗木を植えるのではなく、約3aごとに改植を行っています。
植え替えの際、ミュスカデVV用の区画では植樹から3年で収穫・醸造が可能ですが、モニエール・サンフィアクルの区画では植樹から7年を要します。
「典型的なミュスカデの味を守ることが大事」と彼らは言っています。