ヤングスター・ロゼ 2019
国:Czech (チェコ)
地域:South Moravian (南モラヴィア地方)
品種:Surprise (非公開)
タイプ:Pink (ロゼ)
栽培:オーガニック農法
SO2:無添加
度数:12.5%
コメント
若いワインの美点とは何だろう?
個人的な見解を言わせてもらえば、それはビリビリと電気を帯びたかのようなテンションの高さと、刹那的かつ膨大なエネルギーにある。
活き活きとしたヴァイブスに満ちた液体。
それが飲み手を魅了するのだ。
若いワインはやんちゃで、有用な酵母がまだ生きており、十分に落ち着いた「大人のワイン」と同列に扱うべきではない。
Youngsterを飲むということは、11月のセラーで、樽から直接ワインをテイスティングすることと同じなのだ。
・外見は濃いめのロゼ色、少し粘性あり。
ピノの香り、軽い発泡感あり。
チャーミングな赤い果実感と軽い酸味があり味わいはドライです。
■生産者
MILAN NESTAREC (ミラン・ネスタレッツ)
本拠地:チェコ・南モラヴィア地方
作り手:ミラン・ネスタレッツ
ミラン・ネスタレッツのワイナリーは、オーストリア国境から15kmのチェコ共和國南東部の南モラヴィア地方VelkéBíloviceにあります。
当主のミランは2代目で、彼の父は以前ドイツのワイナリーで働いていましたが、2001年に故郷であるモラヴィアに戻ってワイナリーを始めました。
当時ミランは13歳で、それから彼のワイン人生が始まっています。2003年15歳の時に初めてワインを作り、高校・大学での一般的なワイン教育ではナチュラルワインが造りたい彼にとっては楽なものではありませんでしたが、自分でトライ&エラーを重ねながら学び、2017年で15回目の収穫を迎えます。
ワイン畑は合計12haで、オーガニック農法で管理され、合成の殺菌剤や除草剤などは完全に排除されています。
葡萄樹を優しい方法で育てることにより、最良な結果をもたらせてくれると信じています。ワインはチェコ共和國のモラヴィア地方で育つ典型的な葡萄のピュアな表現で、テロワールやミラン自身の視点を描写するとともにミランたちの情熱や熱意や直感がつまっています。セラーでのワインはすべて自然に発酵し、ほとんどがオークまたはアカシアの樽で醸造されます。2015年ヴィンテージは、畑での選果をより厳しく行い、より短い期間のスキンコンタクトで、偉大なエレガンスを得る試みを行った。
現在、世界で注目され、世界を響す生産者となったミランですが、マイペースに素晴らしいワインを造り続けています。