レスパス・ブリュ・アントル・レ・ニュアージュ 2017
国:France (フランス)
地域:Cahors (カオール)
品種:Malbec (マルベック)
タイプ:Red (赤)
土壌:粘土石灰土壌、基盤はキメリジャン
栽培:ビオディナミ
醸造:手摘みで20kg入ケースに収穫, 除梗。
重力でタンクに。コンクリートタンクでゆっくりと自然酵母で30日醸し醗酵。
バスケットプレスで搾汁。
澱とともに3回使用の古樽、ステンレスタンク、フードル樽で2年熟成。
SO2:瓶詰め時に10ppm
度数:13.5%
インポータコメント
村の頂上にあり、森にかこまれた涼しく遅熟の区画。
シャブリやサンセールのような石灰キメリジャンの「白ワインテロワール」で収穫され2年の熟成を経た、繊細でエレガントなワインです。
とてもミネラリーで、熟れているが生き生きとした酸があります。
アフターはとても長く、黒い果実が凝縮した強烈な香りがあり、並外れた口当たりと特徴のワインとなっています。
■生産者
DOMAINE LA CALMETTE (ドメーヌ・ラ・カルメット)
本拠地:フランス・カオール
造り手:マヤ・サレ &ニコラ・フェルナンデズ
「偉大なワインは完璧を期すためにマインドフルネスで実行する細かいディーテイルの積み重ねで造られます。美しいワインを造るため、場所やヴィンテージの味わいに真に忠実であることが重要です。」
農学と醸造学を学び、エノローグ(醸造コンサルタント)としてアルザス(ビネールやシュレール)や南仏で活躍していたマヤ・サレとニコラ・フェルナンデズのカップルがフランスのカオールのコース(主に石灰岩の標高高い台地)にドメーヌを立ち上げました。
以前マヤが活躍していたアルザスのワインのテロワール表現に近くて選んだという場所・葡萄畑は、標高
350m、石灰岩、マルヌブランシュ、赤粘土、キメリジャンなどの土壌で、夜と昼の寒暖差が激しく、葡萄はゆっくりと熟します。
収穫は2017年2018年共に、9月末から10月初旬と、2018年はタルディヴを除きフランスでも最も遅い収穫の場所の一つで、葡萄には完熟感と酸がしっかりありました。
そんな葡萄から造られたワインは、これまで私達が抱いてきたカオールのイメージとは全く異なる「マチュリティ」と「フレッシュネス」の共存があり、マルベックの繊細で上品なタンニンと、また石灰由来の土壌の気品ある味わいがかさなり、洗練されたグラン・ヴァン・ナチュレルに仕上がっています。
畑はビオディナミを取り入れつつオーガニックで管理し、銅などの使用量も控えるためにハーブティーなどを補助的に使用しています。
害虫をたくさん食べてくれるコウモリ用の家を用意したり、液体のコンポストなども準備しています。
またトラクターなど重機を畑に入れないため、ほとんどが人による手作業です。