[1650] Pinot Noir 2019 Domaine d'O / ピノ・ノワール 2019 ドメーヌ・ドー

2,200円(税込2,420円)

ピノ・ノワール 2019

  国:France (フランス)
 地域:Languedoc (ラングドック)
 品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Red (赤)
 土壌:粘土石灰質土壌
 栽培:リュットレゾネ
 度数:12.5%

インポータコメント
ピレネー山麓の標高420メートルの畑より。
石の多い粘土石灰質土壌。
3〜4日のコールド・マセレーションの後ステンレスタンクで発酵し、75%はそのままタンクで醸造、25%はエルミタージュ社製ベルトランジュの森産及びベルトミュー社製ニエーヴルの森産の新樽100%でマロラクティック発酵&8ヶ月間熟成(マロラクティック発酵は50%まで)。


■生産者
Domaine d'O (ドメーヌ・ドー)
本拠地:フランス・ラングドック

ブルゴーニュのメゾンで16年間にわたってワインメーカーを務めたフロリス・レムストラ=ベイクは、2007年、南仏のミネルヴォワに移住して自身のワイナリー「シャトー・カネ」を設立しました。
氏の長男オリヴェは、物心ついた時から醸造家を志していましたが、そのまなざしは専ら自身のルーツであるブルゴーニュに注がれていました。
「僕はオスピス・ド・ボーヌで生まれ、10歳までブルゴーニュで過ごしました。
ここ南仏も大好きですが、心の原風景はブルゴーニュの「黄金の丘」です。
醸造家の道を歩むことを決意してからますますブルゴーニュを意識するようになり、僕が真に理想とする「昔のブルゴーニュワイン」に向き合ってみたいと強く思うようになりました」。

2018年初頭、リムー近郊のヴィラール・サン・アンセルム村に、ピノ・ノワールとシャルドネを中心に12haの畑を所有するワイナリーが売りに出されました。
父子はこれを天啓として購入し、醸造設備をブルゴーニュ仕様に刷新。
ここに、「南仏の地でクラシック・ブルゴーニュの新しい解釈を行う」ことを目的とする、「ドメーヌ・ドー」が誕生しました。(OはOliverのOです)。

「ピレネー山脈の麓にあるこの地の標高は420m。
大西洋からの冷風「セルス」も吹き入れる、南仏で最も冷涼なぶどう産地です。
土壌は大小の石が転がる粘土石灰質土壌で、ブルゴーニュに類似しています。
醸造も基本的にブルゴーニュ流ですが、南仏の陽光を受け、こちらのぶどうの方が糖度が高くなりますので、マロラクティック発酵を50%でストップしたり、樽醸造の比率や熟成期間を抑制するなどのアレンジを施しています」。

「Haute Valeur Environnementale(高い環境価値)」の最高段階「レベル3」や「Terra Vitis」の認証を取得しているお父さんの「シャトー・カネ」と同じく、彼もサステナビリティやエコロジーに高い関心を持って実践しており、将来的に認証も取得する予定です。
しかしながら、ピノ・ノワールとシャルドネについては、昔のブルゴーニュで使用されていた(当時は手吹きの)超重厚ボトル「ブルゴーニュ・オータンティック」を使用しています。
「このボトルは、中身のワインを保護するための最良の容器であり、クラシック・ブルゴーニュの象徴でもあります。
僕の思いとして、これだけはどうしても譲れないのです」。
そこで彼は、国際規格「PAS2050」に基づいてこのボトル1本あたりのカーボンフットプリント(二酸化炭素排出量)を厳正に算出し、これを完全にオフセットするための「植林」を実践することで、(結果としてペットボトルや紙パック入りのワインにも勝る)カーボンフットプリント・ゼロを達成しています。

ブルゴーニュワインの入門用どころではない、驚天動地の完成度。
歴史を含めてブルゴーニュワインへの造詣が深い方ほど、胸に去来するものがあると思います。

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