グエルチャ 2019

  国:Italy (イタリア)
 地域:Piemonte (ピエモンテ)
 品種:Barbera (バルベーラ)
タイプ:Red (赤)
 土壌:石灰質
 栽培:農薬や化学肥料は一切使用せず、銅の使用も必要最低限。
 SO2:無添加
 度数:13.5%

インポータコメント
まだ少し還元香がありますが、ほどなくベリー系の美味しそうな果実香が出て来ます。
味わいはバルベーラのイメージを刷新する透明感があり、なめらかで、ビロード状のきめ細かい緻密なタンニン。
昨年のイメージとはかなり違います。
ここにバルベーラ(伝統的にはタンニンが強く、酸味もあり、まろやかな飲み頃になるのに時間がかかるというバルベーラのイメージ)のナチュールをどう表現するかという課題を追求するナディアの姿を垣間見ることができると思います。
このヴィンテージを是非ナディアファンは飲んで記憶しておいて欲しいと節に願います、そんな一本です。


■生産者
Cascina Tavijn (カッシーナ・タヴィン)
本拠地:イタリア・ピエモンテ
作り手:ナディア・ヴェッルーア

アスティの北、スクルツォレンゴは人口600人程の小さな村。
古くよりピエモンテ名産のノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)や野菜、ブドウ栽培が盛んな農村です。
オッターヴィオ・ヴェッルーアは、祖父より続く家と僅かな畑を受け継ぎ、ブドウとノッチョーラの畑を軸に本格的に農業の道を進み始めます。
そして独学ながら、周りの仲間と共に少しずつ自分たちの飲む為のワイン醸造も開始。
1990年代に入り、それまでのダミジャーナでの販売を減らし、徐々にボトル詰めを始め、カッシーナ・タヴィンとしてのスタートをきります。
現在は娘ナディアを中心に、6haある畑より年間約20.000本のワインを生産。
土着品種であるルケを中心に、グリニョリーノとバルベーラを栽培。
畑の標高は320m、石灰質の強い土壌の為、素晴らしいミネラルが詰まったブドウが出来きあがります。
畑では農薬や化学肥料は一切使用せず、銅の使用も必要最低限に留め、醸造は自然酵母での発酵、しっかりとマセレーションを行い、最低6〜10ヶ月、それぞれの必要期間の熟成を行う。
数年前より酸化防止剤無添加での醸造も行っており、2012年ヴィンテージで初めて完全無添加のルケを完成させました。
地元で愛された、愛すべき品種を守り、スクルツォレンゴの歴史を繋ぐ素晴らしい農家です。

カテゴリーから探す