バロス 2020
国:Italy (イタリア)
地域:Emilia-Romagna (エミリア=ロマーニャ)
品種:Pinot nero (ピノ・ネーロ)
栽培:ビオディナミ
タイプ:Frizzante (フリッツァンテ)、Pink (ロゼ)
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
ワイン名の由来: エミリア方言で、「いたずらっ子」「ちょっぴり悪知恵の働く男の子」「放埓で無軌道な若者」を表す。
やや鉱物的硬さを感じさせる香り、ローズ・ヒップ、 紅茶の茶葉、オレンジ色のバラ。
味わいは、軽やかでキュートな、 そして生のブドウを思わせる果実味。
エキス分と残糖とでとてもキャッチーな飲み心地に仕上がっている。
若いタンニンの収斂性も嫌味なくとても好印象。
香りで感じた鉱物っぽさが、強さも与えていてバランスが良い。
■生産者
Crocizia (クロチッツィア)
本拠地:イタリア・エミリア=ロマーニャ
私たちは小さなブドウ栽培農家で、ワインとは何よりもまず、ナチュラルで生き生きとし、常に変化し続けている生産物でなければ ならない、そしてそれが他と区別されうる比類なきものでなければならない、と思っています。
私たちはそのようなワイン造りをするにあたり、「ブドウ樹とそれを育む土地〔畑〕との関係性」を尊重するようにしています。
そして、1年を通じ自然が私たちに与えてくれるものを可能な限り正しく享受する、という意味で、それらを無理にねじ曲げたり、栽培を強制促進したりすることなく、上述の関係性 を大切にしているのです。
CROCIZIA(クロチッツィア)は、長年放棄されていた小さな農園を再生させ約30年前に誕生しました。
古くて大きな建物を改築整備し終えたあと、私たちが特別だと考える山あいの場所で、パルマ川に面した自然な台地を約1ヘクタール開墾してブドウを植えることを決めたのです。
ブドウ畑は、農園所有地として広がる計5ヘクタールの土地の中にあり、森や草原、果樹に囲まれています。
また、栽培品種構成としては、白はマルヴァズィーア・ディ・カンディアとソーヴィニヨン・ブラン、赤はバルベーラとクロアティーナ、ピ ノ・ネーロです。
地表に露出する泥灰土を含んだカルシウム土壌(ここにはかつて石灰の採掘場があった)を通じて、ワインには特別なミネラル感と素晴らしいフレッシュさがもたらされます。
約50年間この地では耕作も施肥もされていませんでしたが、このことは有機物質面でもミネラル分という面でも、土壌を豊かにするのを助けています。
健全でバランスよく、そして他と異なる独自の特長をもつワインを手に するために私たちは、カンティーナ(醸造場)でも人為的介入を最小限にとどめて、上記土壌特性を尊重するよう努めているのです。
2003年より私たちは、自然そして消費者の健康に配慮した農業アプローチとして、ビオロジック栽培の手法を採ることを選択しました。