アンジェリ 2016
国:Italy (イタリア)
地域:Toscana (トスカーナ)
品種:Chenin Blanc (シュナンブラン)
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
SO2:必要最低限
度数:15%
インポータコメント
過熟したブドウを辛口に仕立て、ハードリカーのような味わいを生み出した個性的なキュヴェ。
深いアンバーの色合い。
焼いた樽、ウイスキー、オレンジの皮、焼きリンゴ、ドライ・フルーツ、ナッツ、イーストなどのとても芳醇な香り。
アタックは柔らかく、深みと粘性のある口中には非常に複雑なエキス感や旨味が広がる。
長い余韻には微かな甘みと心地良い旨味 が広がる。
■生産者
MICHELE LORENZETTI(ミケーレ・ロレンツェッティ)
本拠地:イタリア・トスカーナ
ミケーレ・ロレンツェッティは 2004 年からビオディナミのブドウ栽培と醸造のコンサルタントとして、グラヴネルやイル・マッキオーネ、ラ・ヴィショラなどイタリア全土の数多くのワイナリーのコンサルタントをしているイタリアのビオディナミワイン界では知らぬ人はいない巨匠です。
その彼がトスカーナ北部の冷涼な畑で造るワインが存在します。
栽培面積 2.7 ヘクタールで、1 つのワインの生産量は千本前後程度というミクロキュヴェです。
英米でもまだ輸入が始まったばかりのレアなワインです。
ドメーヌがブドウ栽培をするムジェッロはアペニン山脈の麓にある渓谷で、トスカーナでも極 めて冷涼な気候に恵まれています。
19 世紀にはブルゴーニュ出身の醸造家がピノ・ノワール などのフランスの高貴品種を栽培して、大きな成功を収めていましたが、フィロキセラによって 荒廃してしまいました。
ロレンツェッティは、この貴重な歴史を復活させるため、そしてこの地の大きな可能性を証明するために、ピノ・ノワールやシュナン・ブラン、ソーヴィニョン、リースリン グといったフランス系の冷涼品種を栽培してワイン造りに乗り出したのです。