ミルエフ 2021
国:France(フランス)
地域:Beaujolais (ボジョレー)
品種:Gamay (ガメイ) 50%
Chardonnay (シャルドネ) 50%
タイプ:Red (赤)
土壌:花崗岩
SO2:瓶詰めの際に10mg/L 添加
度数:12%
インポータコメント
2006年、レミ・デュフェイトルと彼の妻(元)ローランスはブルイイやコートドブルイイ周辺の畑を購入しワイン造りをスタートしました。
醸造したワインをモルゴンのジャン・フォワイヤールやブルイイのジャンクロードラパリュらに試飲してもらうと、すぐさま彼らによってレミの溢れる才能を見出されます。
彼らはレミに醸造所の立ち上げを提案し、2011年に自身のドメーヌを立ち上げます。
収穫した葡萄をまるでミルフィーユのようにガメイとシャルドネを交互に重ね合わせながら投入。
10日間のセミマセラシンカルボニックを行い、熟成、瓶詰したキュヴェ。
かすかにオレンジがかった朱色。
抜栓してすぐにバラのような深みのある妖艶な香りが鼻腔をくすぐります!
フレッシュなアメリカンチェリーの果実味からさくらんぼのシロップ漬け、サンザシのリキュールなど甘やかなニュアンスも。
実山椒のような清涼感やスパイスも感じられます。
カツオ出汁のような旨味と果実味と酸味のバランスが綺麗に整ったワインです。
■生産者
Remi Dufaitre (レミ・デュフェイトル)
本拠地:フランス・ボジョレー
2006年、レミ・デュフェイトルと妻ローランスはブルイイやコートドブルイイ周辺の畑を購入しました。
最初は共同組合に葡萄を売っていましたが、2010年に自身で初めてワインを醸造し、その醸造したワインをモルゴンのジャン・フォアイヤールに試飲してもらうと、すぐさまジャンに溢れる才能を見出されます。
彼は自身の弟子としてワイン造りを教え、レミをパリのカヴィスト達に紹介していったのです。
パリのシャトーブリアンの試飲会ではジャンやラングロールのエリックなどと共に若手自然派生産者代表として肩を並べました。
まさにこれが彼の醸造家としての大きなスタートでした。
醸造はボジョレーの伝統を継承し、全房を使用したマセラシオン・カルボニックで温度コントロール等は一切行いません。
発行中の葡萄が果汁に接触しないように多くの注意をはらっています。
どの区画の葡萄も同じ醸造方法をとりますが、その味わいは全く違うものになります。
彼はそれぞれのワインをテイスティングし瓶詰前の酸化防止剤添加の判断を慎重に行っているようです。
彼のワインは今までのベテラン、若手生産者が造り出すガメイワインとは少し方向性の違う、非常にチャーミングで艶やか、果実の旨味を最大限に引き出した素晴らしい味わいです。
かのジュールショヴェの教えを勉強する若手メンバーの一員でもあり、日曜の午後に集まっては翌日の朝方まで自分達のワインについて仲間と語り合い刺激し合う、その進化への貪欲さは彼のワインをこの先、今までのものとは一味違う素晴らしい液体に導いていくはずです。