シアン・ダレ 2020
国:France (フランス)
地域:Savoie (サヴォア)
品種:Jacquere (ジャケール) 70%
Roussette (ルーセット) 30%
タイプ:White (白)
タイプ:ビオロジック、ビオディナミ
度数:11%
インポータコメント
このキュヴェの形容するならば、緊張感、躍動感そしてエレガンス。
これらの特徴はアクセルの飼っている、猟犬(=Chien d'Arret)のジャーマン・ポインターとすぐ
に結びついた。
■生産者
Axel Domont (アクセル・ドモン)
本拠地:フランス・サヴォア
アクセルは青年期の大半の情熱を自転車に注ぎ、12 年間の本格的な競技人生を送ってきた。
そのうちの 7 年間は、ワールド・ツアーチームに所属しプロとして活動し、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャといったグランツールに何度も出場した。
と同時に彼の人生で常に重要な位置をしめていたのは、美食と良質なワインであった。
2020 年に自転車競技人生から引退した折にネゴシアンを立ち上げ、ブドウ栽培とワイン醸造へと向かったのは、彼にとってごく自然な成り行きだった。
ワイン造りへと本格的に意識が向かっていったのは、2019 年のこと。
レース中に大きな転倒事故に遭い、長い入院生活を余儀なくされていたことがきっかけで、入院中にブドウ栽培と醸造の通信授業を受ける。
アクセルの生まれはヴァランスだが、競技チームはサヴォワが本拠地だったことから、サヴォワはアクセルにとっても旧知の土地であった。
退院後、サヴォワのドメーヌ・ド・コート・ルース(デメテール認証)で研修する。
オーナーのニコラとマリエル夫妻とは研修終了後も良い友人関係にあり、現在も彼らのブドウ畑で従業員として働きながら、自身のワイン造りを進めている。
2021 年夏、ようやくサヴォワ地方のレ・マレシュ村に移り住み、セラーも購入することが出来た。
2022 年現在、購入する畑を探しているが、サヴォワでは 1ha 当り 5 万ユーロが相場だそうで、決して安くない。
0.25ha のジャケールの畑を購入し、0.18ha の畑を友人から借りることが出来たが、今後も畑探しは続けていく。
セラーから近くて、できればビオロジック栽培されていた畑を探している。
いずれにしても、サヴォワは細くて曲がりくねった山道が多く、畑への直線距離は近くても毎日通うには遠いとか。
特徴的なデザインのエチケットはリヨンに住む友人の作で、一筆書きでとお願いしたもの。