セレスティーノ・ドミノ 2018
国:Portugal (ポルトガル)
地域:Lisboa (リスボア)
品種:Muscat a Petite Grains (ミュスカ・ア・プティ・グラン)
タイプ:White (白)
栽培:有機栽培
SO2:瓶詰め時に少量添加
度数:11%
インポータコメント
オレンジピールやグレープフルーツのような深みある酸味。
軽やかさの中にも、塩気のある強さときめ細やかさ。
■生産者
Vitor Claro (ヴィトル・クラーロ)
本拠地:ポルトガル・リスボア
造り手:ヴィトル・クラロ
1999 年から 2016 年の間、ロンドンやスペインやポルトガルなどでシェフを務めたヴィトール・クラーロ。
シェフとしてのキャリアは高く評価され、彼のレストランがカルト的な人気を博していたことから、ポルトガルのワイン業界のキーパーソンたちとも交流を深めていた。
そのキーパーソンの一人、ダーク・ニーポートは、ドウロを中心とした世界的なワインメーカーであり、彼のおかげでヴィトールは世界中の素晴らしいワインに出会う経験をし、いつしかワインの世界に興味が湧くように。
2010 年から副業でワイン造りを始め、なんと 2017 年にはシェフを辞め、それまで建築家として活躍していた彼の妻リタと共にワイン造りに専念するようになった。
シェフであったヴィトールは、ポルトガルのテロワールと微気候がもたらす、さまざまな葡萄を組み合わせて、 彼が望むワイン、すなわち鮮やかな酸味とすっきりとした味わいのフレッシュなワインを造る方法を熟知している。
リスボンの海岸沿いにあるコラレスのブドウ畑では、シャープで塩分を感じさせる大西洋気候が生み出すワインをつくり、彼らのワイナリーがあるアレンテージョでは、この地域のさまざまな微気候、区画、標高を利用し、ポルトガルの希少な葡萄であるティンタ・デ・オルホ・ブランコ、タマレス、トリンカデイラ等の非常に古い樹のフィールドブレンドで、本来なら力強いワインを生み出すことで知られるこの地域から、香り高くエレガントなワインを生み出す。
彼らの哲学はシンプルだ。
ヴィトールは、純粋さと透明性を実現するために、自分の畑からはすぐにはわから ないものを表現したいと考える。
ブドウ畑は有機的に管理され、熟度は抑えられ、セラーでのアプローチは、 ソフトで短い抽出、自然発酵、補正なし、低硫黄、非常に軽い濾過など、とても繊細でシンプルだ。
素晴らしい食材(ブドウ)が揃えば、あとはシェフ次第。
彼の研ぎ澄まされた味覚によって、繊細でいて爽やかな酸味や塩味を感じるフレッシュでクリーンなワインが出来あがるのだ。