アルシミスト 2021
国:Greece (ギリシャ)
地域:Kefalonia (ケファロニア島)
品種:Roditis (ロディティス) 主体
その他主要白品種のブレンド
タイプ:White (白)
栽培:ビオロジック、ビオディナミ
度数:12.5%
インポータコメント
ロディティスはギリシャの主要白品種の一つ。
ペロポネソス半島からの買いブドウで造っている。
50%含まれるザキンティノ、ミュスカ、ツァウシ、ヴォスティリディ、ムスカテラは、ケファロニア島の自社畑。
エントリーキュヴェながら、厚みのある果実味で充分な飲みごたえがある。
■生産者
Domaine Sclavos (ドメーヌ・スクラヴォス)
本拠地:ギリシャ・ケファロニア島
朝起きると、家から五分のセラーと畑へと向かい、敷地内で飼うヤギの乳を搾り、チーズを造る。
島の半島の街、リクスーリに住むエヴリヴィアディス・スクラヴォス(愛称:ヴラディス)は、父親が大手ワイナリーに売っていたブドウを引取り、家のガレージで少しずつワイン造りを始めた。
家族の起源は、ウクライナで、13代前にすでにワインを造っていたという記録が残っている。
徴兵され僻地で従軍したりもしていたが、やはり生まれ育った島での、動物とブドウ畑に囲まれた生活へと戻ってきた。
ワインを作り出して20年、ようやくガレージではない満足のいくセラーも手に入り(2016年)、父親の代では慣行農法だったブドウ畑も、バイオダイナミック農法なども取り入れた栽培を、家業に戻ってきてすぐに始める。
そのおかげで畑は現在では活力にあふれている。
ロボラを初めとする、樹齢の高い地品種から出来上がるワインには、他の地域のワインには無い、力強くも繊細なアロマを感じる。