ロゼ・トワ・ボンノム 2021
国:France (フランス)
地域:Auvergne (オーヴェルニュ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール)
タイプ:Pink (ロゼ)
土壌:花崗岩、砂質
栽培:ビオロジック
認証:エコセール
SO2:無添加
度数:10.5%
インポータコメント
80%は除梗し醸したフリーランジュースを古樽で発酵・熟成、20%は全房でマセラシオンカルボニックし古樽で発酵・熟成し、瓶詰め 1 ヶ月前にアッサンブラージュしました。
夕日のような綺麗なオレンジピンク色、やや粘性あり、クランベリー、ピンクグレープフルーツの爽やかな香り、ほんのりビワの渋味と酸味に少しの甘さが加わり、 そこに柑橘の酸が溶け込んだ旨味とミネラルのある味わいです。
■生産者
Vincent Tricot (ヴァンサン・トリコ)
本拠地:フランス・オーヴェルニュ地方
作り手:ヴァンサン・トリコ
omaine Peyra、Pierre Beauger氏らの出現によって見直されてきたAuvergne地方。
シラクの生まれ故郷、フランスの丁度真ん中に位置するクレモンフェラーの南に広がり、昔はブドウ畑が沢山広がっておりましたが、ワイン造りをやめる醸造家が多い地方でした。
何故ならフランスではまだまだワインに対する考え方が保守的で、御存知この地のワインはどんなに頑張ってもINAOの法規上、VDQS以上にはなれません。
けれどもこの地の可能性を求めてやってきた、新しい造り主はそんなの関係ないさ!と言ってのけ、Table Wineに落としてまで、自分のワイン造りを始め、今密かなブームと注目を浴び始めております。
ヴァンサン・トリコは1972年生まれの若き醸造家です。
南仏でワインを11年造っておりましたが、いよいよ独立の時期が到来、しかし選んだ地は奥様の実家の近くオーヴェルニュ地方でした。
この地で長い間(1971年〜)無農薬で畑を守っていた、Claude Prugnard氏の所でお手伝いをし、彼もそろそろ年齢的理由で引退を決心。
彼の子供がワイン造りに興味はなく、残念ながら畑を手放なさなければならなくなりました。
しかし最後に彼のワイン造りを手伝ったヴァンサンの情熱に惚れ、彼に畑とシェ(醸造所)を譲り。2000〜2002年は金銭的理由で借りておりましたが、2003年に購入、名実ともにオーナーとなり自分のワインを造り始めました。
畑は全部で4.6ha、内訳は3.3haのGamay、0.7haのChardonnay、そして何と0.6haのPinot Noirなのであります。
昔この地では沢山のPinot Noirが植わっておりましたが、近くのBourgogneの関係で泣く泣くブドウの木を抜かなくてはならないほど、経済的ダメージを受けたこの地で、頑なに守られてきたPinot Noir。
私だって喉から手が出るほど欲しい畑です。彼も同じ意見で、これからもっとPinot Noirを植えていきたい!と夢を語っておりました。