ラ・ルート・デ・クレット 2020
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Grenache (グルナッシュ)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジック
SO2:無添加
度数:14%
インポータコメント
友人で隣人でもあるローランからぶどうを譲り受けて赤ワインを造りました。果実味豊かながら、重すぎず飲み口の優しい、バランスの良い仕上がりです。
■生産者
Catherine Bernard (カトリーヌ・ベルナール)
本拠地:フランス・ラングドック
フランスの全国紙「リベラシオン」のジャーナリストとして20年間活動していたカトリーヌ・ベルナールが、自然への回帰を熱望して始めたワイナリー。
もともと、ロワール地方の「ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ」の産地、ナント市から大西洋に近い場所で生まれ育ったカトリーヌは、ワインは好きだったものの、ブルゴーニュ以南のものは口にしたこともなかったとか。
ところが、モンペリエ特派員になったことがきっかけでラングドックの自然派ワインに興味を持ち、人生を180度切り替えて、ついには生産者になってしまったというから、超パワフル。
ワイン造りをすると決めたら早速、モンペリエにある栽培・醸造学校に入学、2年間の勉強と研修をしつつ、よそ者に冷たいラングドックの田舎で畑購入の算段に走り回りました。
一方でマキシム・マニョンやジャン・パティスト・セナなど、自然派の生産者らと交流、自然で昔ながらの畑作業と醸造を実践してきました。
そして、2005年、ついに初めて自分自身のワインをリリース。
彼女の目指す「ラングドックらしい強さと同時にしなやかでなめらかなワイン」に仕上がりました。
畑作業から醸造まで、悪戦苦闘しながらひとりで頑張る彼女を見て、最初は挨拶さえしてくれなかった地元の生産者たちも、仲間として認めてくれるように。
ワイン造りを始めた頃は小学生だった長男の二コラは既に23歳。
農業学校を卒業、ブルゴーニュやジュラ、プロヴァンスでの研修を終え、2017年から母と共にワイン造りをするようになりました。
元ジャーナリストのカトリーヌは マスコミにもさまざまな意見や情報を発信、話題を提供することもしばしば。
もちろん、今やワインも堂々高評価される女性生産者になりました。