リード・ペレス ゲルバー・ムスカテラー 2019
国:Austria (オーストリア)
地域:Steiermark (シュタイアーマルク)
品種:Gelber Muskateller (ゲルバー・ムスカテラー)
タイプ:White (白)
度数:11%
インポータコメント
別次元のアロマと旨みが幾重にも絡み合う至高の芸術品!
グラスからあふれ出すマスカット、白桃、ライチに白い花。
その妖艶な香りに息をのむほどの衝撃が走り、想像をはるかに超えた果実味が大波のごとく押し寄せる。
石灰を含まない高標高なリート・ペレスの畑にしかないミントの清涼感!!
■生産者
GROSS (グロース)
本拠地:オーストリア・シュタイアーマルク
グロース家はシュタイヤーマルク州のラッチュ・アン・デア・ヴァインシュトラーセで 1750 年からワイン造りを行う歴史あるファミリー。
10 年前から兄のヨハネスがオーストリアを、弟のミヒャエルがスロヴェニアのワイナリーを受け持っている。
兄のヨハネスはオーストリア随一と称される醸造学校クロスターノイブルグ校を卒業。話す時に土を触り、ぶどうに触れ、農園の自然を慈しんでいるのが分かる。
生物多様性、サステイナビリティ、景観、伝統のことが話によく出てきて、流行りで自然なワインを造っているのではないと確信。
ラッチュ周辺は丘が入り組んだ多様な地形で、マール(泥灰土) を主体に石灰岩や砂岩、粘土土壌や酸化鉄、二酸化マンガンなど、多様性に富み、複雑。
堆積土壌で1500 万年前の海底が隆起した土壌。
貝の化石がくっついた石灰岩が出る畑もある。
ヨハネスの祖父の代には、必要に応じて化学肥料を使ってきたが彼の代から自家性肥料に戻した。(2 年かけて熟成、牛の糞以外は全て自園のもの)。
その肥料でさえ、植樹後 2 年間続けてごくわずかに使用するのみで、それ以外は葉の色を見て必要に応じてスポット使用。
また、除草剤、殺虫剤、化学肥料に頼らず生物多様性を高めることで質の良いぶどうを育てることを目指す。
ワイン造りのほとんど全ては畑。そんな畑仕事もほぼ手作業。
というのも、テラス状や急斜面の畑のため機械化が難しく、20 人の従業員のうち 17 人は畑での作業に従事している。
ワイン販売の半分はワイナリーに買いにきてくれる地域密着型!
自分たちの哲学、ワイン造りの説明をし、納得して買ってくれるので、認証業者にお金を払う意味が見出せず、認証こそ取っていないが正真正銘BIO!