ル・イ・エ・チュ 2021
国:France(フランス)
地域:Beaujolais (ボジョレー)
品種:Gamay (ガメイ)
タイプ:Red (赤)
土壌:花崗岩土壌
SO2:無添加
度数:11%
インポータコメント
まるで10年熟成させたピノ・ノワールのような、淡く妖艶な色。
口に含むと、プラムのような果実に、キノコやスパイス、枯れ葉っぽいニュアンスも。
余韻にはダージリンティーのような繊細かつエレガントな液体。
クリュ・ボージョレー最南端ブルイィのさらに南に位置する畑。
アルコール11%と沁み込む優しさながら、余韻には樹齢70年の膨大な旨みが体中に響き渡る!
いわゆる『チャーミングガメイ』とは別次元の色気がムンムン!!
2021年は、大寒波、ひょう害、ベト病など数々の自然災害に見舞われた年。
彼らも例外ではなく、なんと収穫量8割減・・・。
通常4つのキュヴェを造り分けているが、2021年は彼らの看板ワインである『ル・イ・エ・チュ』のみに望みをかけてリリースした!
★ワイン名の由来
『LOU Y ES TU』は、2013年に誕生した娘ルイーズのあだ名である「lou」と、童謡「Loup y es-tu(オオカミはそこのあなた?)」を組み合わせて命名。
■生産者
Remi Dufaitre (レミ・デュフェイトル)
本拠地:フランス・ボジョレー
2006年、レミ・デュフェイトルと妻ローランスはブルイイやコートドブルイイ周辺の畑を購入しました。
最初は共同組合に葡萄を売っていましたが、2010年に自身で初めてワインを醸造し、その醸造したワインをモルゴンのジャン・フォアイヤールに試飲してもらうと、すぐさまジャンに溢れる才能を見出されます。
彼は自身の弟子としてワイン造りを教え、レミをパリのカヴィスト達に紹介していったのです。
パリのシャトーブリアンの試飲会ではジャンやラングロールのエリックなどと共に若手自然派生産者代表として肩を並べました。
まさにこれが彼の醸造家としての大きなスタートでした。
醸造はボジョレーの伝統を継承し、全房を使用したマセラシオン・カルボニックで温度コントロール等は一切行いません。
発行中の葡萄が果汁に接触しないように多くの注意をはらっています。
どの区画の葡萄も同じ醸造方法をとりますが、その味わいは全く違うものになります。
彼はそれぞれのワインをテイスティングし瓶詰前の酸化防止剤添加の判断を慎重に行っているようです。
彼のワインは今までのベテラン、若手生産者が造り出すガメイワインとは少し方向性の違う、非常にチャーミングで艶やか、果実の旨味を最大限に引き出した素晴らしい味わいです。
かのジュールショヴェの教えを勉強する若手メンバーの一員でもあり、日曜の午後に集まっては翌日の朝方まで自分達のワインについて仲間と語り合い刺激し合う、その進化への貪欲さは彼のワインをこの先、今までのものとは一味違う素晴らしい液体に導いていくはずです。