ブラコンヌ 2022
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン) 90%
Cabernet Franc (カベルネ・フラン) 10%
タイプ:White (白)
栽培:ビオロジック
度数:11%
インポータコメント
ダイレクトプレスしたソーヴィニョン・ブラン90%とカベルネ・フラン10%の割合でブレンド。
ステンレスタンクで8ヶ月間の発酵と熟成。
仄かにオレンジがかった薄濁りの黄色。
アプリコットや黄プラム、甘夏、安政柑、みかんのコンポートなどを想わせる果実香に、黄色やオレンジの花々、フレッシュハーブの香りが伺え春めいた印象を受けます。
僅かに舌先をかすめるガスが感じられ、熟したアプリコットなどの果実をかじった時のようなジューシー感や果実味に、柑橘のニュアンスが絡み合う甘酸っぱい風味が大きく膨らみます。
時折、フレッシュハーブのような清涼感が感じられ抑揚をつけ、小気味良い酸とともにメリハリを与えています。アフターにかけて僅かに甘栗のような甘苦い芳ばしさが現れ、溌剌とした可愛らしい果実味に奥行きが感じられます。
■生産者
Chateau La Franchaie (シャトー・ラ・フランシェ)
本拠地:フランス・ロワール
当主のエリック・デュボワは1990年まで建築の勉強をしていましたが、縁あってナント近郊の大きなネゴシアンを立ち上げるチームに一員として2年間働きました。
その後に農業高校で葡萄栽培及び醸造の教師を務めていたところ、オスピス・ド・ソミュールが運営するクロ・クロクリスタルの葡萄畑の栽培長に抜擢され21年間勤めました。
長き渡るクロ・クリスタルでの仕事に終止符を打ったのが2016年、妻アレックスと息子のフェルディナン、そして3頭の馬も連れて、理想の葡萄畑を探しながらイタリアやポルトガルへと旅をしました。
この旅を続ける中でロワールへの強い想いを再認識した2017年、サヴニエールの西に位置するポッソニエールで希望に叶う醸造所と5.5haの畑を見つけることができました。
2019年8月までクーレ・ド・セランの畑で働きながら、妻のアレックスと交代で自分達の葡萄畑を管理していましたが、アレックスは医療関係の仕事へ戻り、エリックはスタッフのニコや3頭の馬と共に畑仕事や醸造に集中できるようになっております。
畑はエコセールの認証を受けており、栽培品種はシュナン・ブラン、グロロー、ガメイ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン。
機械などは使わず手作業か馬で畑を管理、醸造は自然発酵、亜硫酸を無添加せずに瓶詰めまで行っています。
葡萄のエキスをしっかりと感じ流ように緻密で上品、長い経験が詰め込まれたかのように落ち着きがあり、個性と魅力に溢れるワインを私達に伝えてくれています。