ラ・トランシェ 2023
国:France (フランス)
地域:Roussillon (ルーション)
品種:Grenache Noir (グルナッシュ・ノワール) 70%
Syrah (シラー) 30%
タイプ:Red (赤)
栽培:有機栽培
度数:13%
インポータコメント
2023年は2022年以上に水不足に悩まされ、一年でたった290mmの雨量だった。
「もうダメだ」と半ば諦めかけた時に奇跡の雨が!
収穫前に一度だけ降った雨のおかげでぶどうは息を吹き返し、質・量ともに満足のいくぶどうが収穫できた!
2021年から3年間続く水不足は、 糖分と酸を凝縮させ続け、深みがあり非常にバランスのとれたワインに!
ぶどう自体の力が強いので全体的にマセラシオンは短めに。
YOYO 自身も大満足の素晴らしいヴィンテージ!
ラ・トランシェ= 「勇敢に戦う戦士」
初収穫の時まさかの骨折。 それでも強い意志で収穫した姿が戦士のようだったことから命名。
毎年グルナッシュ 100%だったが、2023年はシラーを30%ブレンド。
水不足で乾燥した年らしい濃密な果実味。
旨みをギュッと凝縮させた出汁を飲んでいるかのような奥深さ。
■生産者
YOYO (ヨヨ)
本拠地:フランス・ルーション
造り手:ローランス・マニャ・クリエフ
『ルーションの良さをもっとみんなに知って欲しい!』
ドメーヌ名の「ヨヨ」とは彼女の愛称とのこと。
もともとアパレルの仕事をしていて、世界各国を飛び回るバリバリのキャリアウーマンだったが2005年にたった1人で蔵元を立ち上げた。
バニュルスに魅了されている、ペルピニャン生まれのルーション人。
ルーションの隅々まで知り尽くしているからこそ、最良の畑を見つける事が出来ました。
そんな彼女のすぐ傍には、夫であり、超人気協同組合エステザルクで酸化防止剤を一切使わない醸造に成功した、伝説的醸造長「フラール・ルージュ」のジャン・フランソワ・ニック。
馬も入れないような崖にある土地を1人で耕して畑を作った、知る人ぞ知る醸造家「ブルーノ・デュシェン」も、何でも相談できる間柄。
何か問題があると、夫ニックとブルーノから助言をもらいながら、日々ワイン造りをしている。
1人でやっているため、生産量は少なく、各キュベ極少量の貴重なワインばかり。
はじめにバニュルスの中心に位置するあたりに、4ヘクタール、7つの区画を所有。
その後、アルベール山地の麓で、海と山の間に位置する3ヘクタールの畑も購入し、計7ヘクタール。
現在は、カーブのリノベーションも完了。
空調設備も整い断熱もされているので、醸造中の温度管理が改良され、より丁寧にワイン造り・保管が出来る環境へ。