クーム・ドゥ・マリエス 2023
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Grenache Blanc (グルナッシュ・ブラン) 45%
Grenache Gris (グルナッシュ・グリ) 45%
Carignan blanc (カリニャン・ブラン)
Carignan gris (カリニャン・グリ)
Rolle (ロール) 10%
タイプ:White (白)
栽培:ビオディナミ
認証:AB、ユーロリーフ
度数:13%
インポータコメント
南フランス・コルビエールのシストと石灰岩からなるテロワールで育まれた白ワインです。
その名は、地元のオック語で「マリエスの高原」を意味し、ゴブレ仕立てによって栽培された畑に由来しています。
この年は、秋と春にかけて非常に雨が少なく、フランス全土で雹を伴う嵐の被害が報告される中、生産者の畑は幸いにも被害を免れました。
乾燥した気候が続くなかでも、十分な収穫量を得ることができ、ブドウの樹の健全な状態を保つうえでビオディナミ農法の恩恵を強く実感した年となりました。
収穫は8月22日から26日の間に手摘みで行われた後、4°Cに冷やした部屋で24時間静置され、空圧式プレスでダイレクトプレス。発酵は自然酵母により約3週間かけて進み、その後、75%をステンレスタンク、25%をイタリア製テラコッタのアンフォラにて6ヶ月間熟成。
熟成終了の約1ヶ月前に澱引きを行い、清澄やろ過は一切行っていません。
グレープフルーツのような生き生きとしたフレッシュな香りが立ち上り、ライムやオレンジの柑橘系アロマにフェンネルのようなハーバルなニュアンスが重なります。
味わいはきりっとした酸とともに、塩味を感じるミネラル感が余韻に心地よく残り、食欲をそそる仕上がりとなっています。
南仏の太陽と風土、そして丁寧な人の手が織りなす、エレガントで透明感のある一本です。
■生産者
Balansa (バランサ)
本拠地:フランス・ラングドック
彼らの14haの古いブドウの木は、ラングドック・ルシヨンのオード県にあるオート・コルビエール・テロワールの崖の上にあります。
このテロワールは、ガリーグとオークと松に囲まれた、標高140〜280mの片岩土壌が特徴です。
気候は地中海性気候で、乾燥していて暑く、太陽と風をたくさん浴びてブドウは育ちます。
また、この気候はワインに多くの特徴的な個性を与えます。
彼らは自然環境とテロワールに深く関心を持っており、以前は有機農業で事業を行っていましたが、2019年以降はビオディナミ農法に移行しています。
「バランサ」という名前は、酒蔵の場所に由来しています。
また、地元の方言であるオック語で「バランサ」は「平衡」を意味します。
畑のブドウは木枠を使って手作業で収穫されます。
その後、ブドウは作る予定のワインの種類に応じて4°Cから7°Cの冷蔵室に1〜2日間保管されます。
彼らは空圧式のしぼり機を使用してワインをプレスします。
発酵は天然酵母のみで行われます。
ワインはろ過されておらず、精製もされていません。