ジルバーモンド リースリング・ファインヘルプ 2023
国:Germany (ドイツ)
地域:Mosel (モーゼル)
品種:Riesling (リースリング)
タイプ:White (白)
栽培:バイオダイナミック
SO2:
度数:10.5%
その他:(残糖 10.5 g/L, 総酸度 7.1 g/L)
インポータコメント
植樹:樹齢40年
位置:キンハイマー・フベルトゥスライKinheimer Hubertuslayの上部にある0.12haの区画、南西向きの急斜面
土壌:風化した赤色粘板岩
栽培:伝統的な棒仕立て 手作業で収穫
野生酵母で発酵。酵素不使用、必要最低限のシャプタリゼーション。 乳酸発酵あり(自然に発生)、その後澱引きして亜硫酸添加。3月まで微細な澱の上で熟成。3月24日瓶詰。
ジルバーモンドは「銀色の月」の意味。
友人と試飲していて、ふと脳裏に浮かんだワインのイメージが銀色の月だったから、そう名付けたという。オフドライで滋味深い味わいのリースリング。
■生産者
Rita&Rudolf Trossen (リタ・ウント・ルドルフ・トロッセン)
本拠地:ドイツ・モーゼル
ドイツ国内よりも国外にファンの多い家族経営の生産者。15歳の頃から世界の行く末を案じていたルドルフは、答えを探し求める過程でルドルフ・シュタイナーの思想に出会う。
1978年に23歳でリタと結婚した年に父が事故で亡くなり、醸造所を継ぐと同時にバイオダイナミクス農法を導入。
ドイツ初のワイン生産者による全国規模の有機農法団体エコヴィンEcovinを1985年に設立するなど、ドイツワインの有機農法を実践する生産者の草分け的存在のひとり。
醸造所とモーゼル川を挟んで対岸にあるキンハイム村の背後に広がる斜面に2.5haのブドウ畑を所有している。
土壌は灰色と青色の粘板岩で、収穫は毎年世界各地から手伝いに来る人々と和気藹々と行う。
醸造は伝統的なフーダー樽、ステンレスタンクと使い古したバリック樽を使い、野生酵母で発酵。
2010年から亜硫酸無添加醸造の「プールスPurus」シリーズを造り始め、以前にも増してファンが増えつつあるが、二人の息子達は別の職業についていて醸造所を継ぐつもりはなく、ルドルフ氏もこれ以上規模を大きくするつもりはないという。
「ブドウが育った場所の味がする自然なワイン」を目指している。