フォンティス・オン・スキンズ 2023
国:Germany (ドイツ)
地域:Baden (バーデン)
品種:Grauburgunder (グラウブルグンダー)(ピノ・グリ)
タイプ:Orange (オレンジ)
SO2:無添加
度数:11.5%
インポータコメント
ヴァイングート・ウィラーの村名オレンジキュヴェ。
ピノ・グリ種の持つ紫色の果皮のポテンシャルと、カイザーシュトゥールの火山岩テロワールを極限まで突き詰め、伝統的な産膜熟成を取り入れたドメーヌで最も素朴かつ本来の姿を表現した唯一無二のスタイル。
2023年は前半の湿気による病害プレッシャーを徹底した選果で乗り越え、晩夏の熱波によって果皮・種・果梗に至るまで完璧なフェノール熟度を引き上げることができたヴィンテージ。
カイザーシュトゥール地区イーリンゲン村にある、ビオディナミ農法によって管理された火山性土壌および黄土土壌のグラウブルグンダー(ピノ・グリ)を100%使用。
手摘みで収穫後、全房のまま13日間のスキンコンファーメントを実施し、果汁は濃いピンク色を帯びた状態で発酵を進めます。
本キュヴェの核心となるのが発酵終了後の熟成プロセスであり、ステンレスおよび古樽において、ウイヤージュを一切行わないノン・ウイエ(スー・ヴォワル)の環境で管理。
ワインの表面を空気に触れさせることで産膜酵母を形成させます。
この膜が天然のバリアとなり、液体に独特のスパイシーな個性、長期熟成に耐えうる力強さと圧倒的な奥行きを授けます。
18ヶ月間に及ぶ長期熟成。
2025年の春にノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。
輝きのある、ピンクがかった琥珀色。
ピンクグレープフルーツ、ブラッドオレンジ、柚子といった柑橘系の香りや熟したアプリコットのような甘やかな香り。
2023年という若いヴィンテージでありながら、すでに熟成したかのようなリッチで妖艶なニュアンス。
クローブやシナモンを想わせるオリエンタルなスパイス感、若干の紹興酒感やアクセントとしてフレッシュな瓜感。
素朴でありながら極めてしなやかなタンニンの骨格が心地よく広がります。
3日間テイスティングして様子を見ましたがオフの要素はなし、抜栓直後より2日目3日目のほうが香りが広がり、味わいが落ち着いてきます。
もちろん初日でも酸化させたほうがよりおいしくいただけるので大丈夫です。
オフは全く感じられないので、非常に優秀。
この価格にしてこの味わいは今のご時世だとありがたいですね。
■生産者
Weingut Wihler (ヴァイングート・ウィラー)
本拠地:ドイツ・バーデン
ワインの美しさは、人生と同じように、日々続く物語のよう。
ワインは曲がりくねったエキサイティングな道筋を作り出し、のちにしずくの中にたどりつくことができる。
そう熱く語るのが、南ドイツ、バーデン地方カイザーシュトゥールでワインを造る当主のイナ・ヴィーラーさん。
常にこのことを意識し、自分の仕事は1年365日の物語を保存することだと言う。
彼女の祖父はワイン醸造家だったが若くして亡くなり、祖母が姉とともにワイン造りを引き継ぎ、彼女は、高校卒業後、ガイゼンハイム大学でぶどう栽培を学び、オーストリア、ドイツのワイナリーでビオディナミ農法を勉強した後、祖母の畑を引き継ぎ、2016年に3000本あまりだが、念願の初ヴィンテージをリリースした。
現在、美しいカイザーシュトゥールの健康的で健全な畑 で、5年間、2.5ヘクタールの畑で農薬などを使わずにぶどうを栽培し続けており、また、1890年遡る古いワイナリーを自分たちで改修中で、温度を一定に保つアースセラーも計画中だとか。
祖母と大叔母からインスピレーションを受けて育った彼女は、古くからの伝統と文化を大切にし、自分のワインに家族の歴史の一部を写し出すよう心がけている。