パンデモニウム 2024
当日飲切推奨。
国:France (フランス)
地域:Savoie (サヴォア)
品種:Jacquere (ジャケール)
タイプ:White (白)
SO2:無添加
度数:10%
インポータコメント
1248年、巨大な山であるモン・グラニエ山が大規模な地滑りによって一部崩壊し、現在も巨大な石灰岩の岩塊が点在する、荒々しく混沌とした景観が生まれました。
このキュヴェに使用されるジャケールは、この地滑りによって残された岩石の間に植えられています。
「Pandemonium」とは、地獄における悪魔の居城を意味し、そこから転じて、混沌や無秩序が支配する場所を指します。
この非常に個性的なテロワールの特徴を表すのに、まさにふさわしい名前といえます。
雨がちな年で、豊かな酸があり軽やかな味わい。
柑橘のピールを思わせるニュアンスとミネラル感。
まるでボトルに詰めた、ピュアな山の水のようなワイン。
抜栓当日完飲。
■生産者
CAMILLE & MATHIEU APPFEL (カミーユ&マチュ・アプフェル)
本拠地:フランス・サヴォア
サヴォワ地方のワイン生産者マチュー・アプフェル(MathieuApffel)は、ジュラ地方の出身です。
ブルゴーニュでBTSと国家醸造士資格を取得し、シャプティエやシャブリラ・ロッシュなどで経験を積んだあと、ワインは「テロワール+人・家族の表現」という考えに辿り着きます。
やがて自然派ワインに魅了され、2014年にサヴォワのサン=バルドフ(Saint-Baldoph)に移り住み、ワイン造りを始めました。
2017年にはシャンベリとアプルモンの間にある歴史あるドメーヌからセラーと畑を引き継ぎ、独立したドメーヌを設立。
2020年からは妻のカミーユ(Camille)が加わり、現在は夫婦で約8ヘクタールの畑を管理しています。
畑は標高300〜400mに位置し、粘土石灰質土壌に根を張るジャケール(80%)、モンドゥーズ(15%)、アルテス(5%)といったサヴォワ固有の品種を中心に栽培しています。
南西の風に吹かれ、モン・グラニエやシャルトリューズ山塊の懐に広がる畑は、冷涼で多彩な表情を持つテロワールを形成しています。
カミーユとマチューはワイン生産者の家系に生まれたわけではありません。
マチューはワイン醸造を、カミーユはチーズ造りを学びました。
マチューはフランス国内外の大手ワインメーカーで経験を積んでいますが、ワイン造りを学んだのは学校やワイナリーでの学びだけではなく、道中で出会った多くの人々からの学びによるところが大きいと考えています。
マチューとカミーユは、ワイン造りにおいて忍耐と感受性を重んじ、ブドウ栽培は常に「土地、テロワールを語るワイン」を造ることを目的に行っています。
哲学は本物であること、謙虚であること、そして寛大であること。
セラーでは化学的な添加物を一切用いず、純粋で正確な醸造を心がけ、ブドウと土地の個性を余すところなく表現します。
こうした姿勢は、サヴォワで象徴的存在となっているドメーヌ・ジャキーノやドメーヌ・ベルアールの流れをくむ、新世代の醸造家としての立ち位置を示しています。
ワインは「ピュアでミネラル感にあふれ、サヴォワの自然の純粋さを映し出す山のワイン」と評され、感情とテロワールを同時に語りかけます。
人生においてもワイン造りにおいてもパートナーである二人は、エネルギッシュな新世代の造り手として、サヴォワの自然とテロワールの魅力を世界へ発信し続けています。