マルサンヌ・ルーサンヌ 2017
国:Australia (オーストラリア)
地域:South Australia (サウスオーストラリア)
品種:Marsanne (マルサンヌ)
Roussanne (ルーサンヌ)
タイプ:White (白)
栽培:契約畑から購入、全てオーガニック栽培
SO2:醸造中、無添加
度数:12.5%
インポータコメント
彼のワインを輸入したいと思わされたきっかけとなったキュヴェ。
しかし生産量が毎年少なすぎて日本に輸入出来ておりませんでしたが念願叶ってやっとご紹介できます。
このワインが持つラムレーズンの様な味わいに恋しちゃいます。
■生産者
Frederick Stevenson (フレデリック・スティーブンソン)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
作り手:スティーヴン・クロフォード
フレデリック・スティーヴンソンは突如として南オーストラリアのアデレードに販売され始めた謎のワインでした。
一体誰がこのワインを作っているのか誰も知らず、そしてどこに醸造所があるかも不明だったのです。
それもその筈フレデリック・スティーヴンソンとは仮名であり、その正体はスティーヴン・クロフォード。
フランスでワイン造りを学んで故郷に戻ったばかりの青年。
スティーヴンはワイン作りを始めるに当たり、先ず自身のアイデンティティを全てひた隠しにしました。
スパイダーマンやバットマンのようにエイリアスを作ったことには理由があり、自身が望むスタイルを作り続ける事で周囲から敵視されたり、家族が後ろ指を指されるのではないかと考えたのです。
ルーシー・マルゴーやショブルックのワインが当時は殆ど流通しておらず、スティーヴンはオーストラリアに於ける自分を異端として捉えていた訳です。
偽名を使用し、複数の無名アーティストをラベルデザイナーに据え、突如としてサンプルボトルをワインショップに送りつけることでビジネスの礎を築いたスティーヴン。
つい数か月前までは無名の存在であり、アデレードの街中にある古ぼけたガレージでワインを作っていることなど、誰も露知らず。