ピン・パン 2018
国:Spain (スペイン)
地域:Penedes (ペネデス)
品種:Xarello (チャレッロ)
Macabeo (マカベオ)
Parellada (パレリャーダ)
Sumoll Blanco (スモイ・ブランコ)
Malvasia (マルヴァジア)
タイプ:White (白)
認証:ユーロリーフ
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
チァレロ、マカベオ、パレリャーダ、スモイ・ブラン、マルヴァジアなど。
木樽は使わずシンプルな醸造で約4か月間の熟成。
ピンパンは「あっ!という間に」という意味。
■生産者
Vinyes Singulars (ヴィニェス・シングラス)
本拠地:スペイン・ペネデス
挑戦的なワインメイキングを行う若手醸造家が台頭するペネデス。
「ヴィニェス・シングラス」を取り仕切るイグナシ 40 歳になったばかりの彼もまさに "とんがった" ペネデス新世代のひとりで、その強烈なポートフォリオははやくもバルセロナやパリ、ロンドンなどで活躍する感度の高いソムリエたちの問で話題になっています。
個性の異なる3種のペットナット、果皮浸漬や栗樽熟成による瑞々しいアンバーワイン。
全体的にハイトーンで、クリーンな味わい。
ナチュラルワインにありがちな欠陥は見受けられません。
フィロキセラ到達時に根絶やしにされたペネデスのぶどう畑、これは同時に大勢の失業者を生み出す結果となりました。
そこに救いの手を出したのがトーレスやコドルニュなどの大手ワイナリー。
収量の多い外来品種を植え、ぶどう栽培家たちの仕事を守りました。
カベルネやシャルドネがいまも多くみられるのはこのためです。
スペイン=大量生産ワイン、というイメージ。
100年を超える台木をもつ外来種の株が植わるこの地の景観こそがまさにスペインの歴史そのもの。
そして今、子孫たちがその台木の上にペネデス古来のチャレロやスモイ、ガルナッチャなどの品種を植え直しています。
地中海性の温暖な気候の恩恵を受けつつもドライなテロワールで、収穫は早め。
9月も頭になれば赤白ともに充分な成熟を迎えていて、気温の不安定な10月を待つことなくクリーンで、オーガニックな収穫を毎年得ています。
ワインメイキングにおいては一切の亜硫酸を使用しないイグナシですが、16年のステイルワインで一部瓶詰めの際、はじめて少量の亜硫酸を使用してみました。
味わいにより鋭角さが出るらしいよ!と友人のワインメーカーから聞いてそれはすごい、と試してみたのだそうだ。
おかしな話ですが本人は大真面目で、色がきれいになった!香りのヌケがよくなったた!と結果、満足していいますが、来年はどうするかりません。
イグナシのお嬢さんのマールちゃん(熊のようなイグナシが父親とはにわかに信じがたい)が描くアートラベルワインは世界中で大好評です。
美術家のお母さん譲り、才能が爆発してます。