ジャッロ NV

  国:Australia (オーストラリア)
 地域:South Australia (サウスオーストラリア)
 品種:Riesling (リースリング)
    Muscat a Petite Grains (ミュスカ・ア・プティ・グラン)
タイプ:Orange (オレンジ)
 栽培:ビオディナミ
 SO2:10ppm
 度数:12.5%

インポータコメント
2019に収穫されたEden Valley【イーデン ヴァレー】のRieslingにBarossa Valley【バロッサ ヴァレー】のMuscat a Petite Grainsをブレンド。
共にホールバンチプレス、ステンレス発酵、別々のエッグタンクで熟成をしてボトリング前にブレンドしています。
実はこれ、ソレラで熟成したSauvignon Blancのヴァンジョーヌもほんの僅かにブレンドしておりまして、、それ故にNV【ノン ヴィンテージ】となっております。
Muscat由来の華やかなバラの香りとドライアプリコット の様なチャーミングな個性。
Rieslingからの引き締まったミネラル、そして微かに感じるフロールのアロマが最高です。
ちなみに2019は彼が畑を失ってしまいワイン作りが頓挫した試練の年。


■生産者
Shobbrook (ショブルック)
本拠地:オーストラリア・サウスオーストラリア
造り手:トム・ショブルック

トム・ショブルックは南オーストアリア州バロッサ・ヴァレーで長年に渡りブドウ農家を営み続けてきた一族の出身です。
一念発起して2001年から6年間イタリアに渡り、トスカーナ州キァンティのリエチネを拠点としてヨーロッパの様々なワイナリーで経験を積み、07年よりワイン作りを開始しました。

ブドウ農家の出身だけあり、トムが自らのワインを作り始める上で最初に手掛けたのは、収穫するブドウ畑全てのプラクティスをビオティナミによる運営に切り替える事でした。
ブドウの質がワインの質を決定する最大の要素であると考えているからです。

次にトムが挑み始めたのは極力ナチユラルなワイン造り。
伝統的に完熟さぜ過ぎる程に果実に凝縮感を持たせるスタイルを重んじてきたバロッサ・ヴァレーに於いて必要不可欠な人為的添加要素のありとあらゆるプロセスを拒絶し、自らの哲学を貫き通す彼の姿に対する否定的な意見は当時非常に大きなものだったと言います。
「気が狂ってる」等と言った余り好ましくない意見に耳もくれず、トムは自分が信じた道を邁進して来たのです。

現在ルーシー・マルゴーと並んで南オーストラリアのナチュラリスト御三家と称賛されているトム・シヨブルック。
奇しくも同じ年に同じアプローチでワイン作りをスタートした2人。
設立当初はお互いを意識する余りに激しいライバル関係にあった2人。
今となっては貰賛しあいながら刺激を与え合う2人。

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