ロゼ・リュラル ペット・ナット (2019+2020)NV
国:Austria (オーストリア)
地域:Niedersterreich (ニーダーエステライヒ)
品種:Zweigelt (ツヴァイゲルト) 70%
MuskatOttonel (ミュスカ・オットーネル)
St. Laurent (サン・ローラン) 10%
タイプ:Pink (ロゼ)、Petillant Naturel (ペティアン・ナチュレル)
栽培:ビオディナミ
認証:AB、デメター
度数:10.5%
インポータコメント
ツヴァイゲルトは全房、ザンクト・ラウレント、ミュスカオットネルは除梗。
225〜1200Lの様々な大きさの木樽を使用して天然酵母で自発的な発酵。
ザンクト・ラウレント、ミュスカオットネルは14日間の果皮浸漬。
メトード・アンセストラルで瓶熟成。
SO2無添加、清澄、濾過は行わない。王冠栓。
ワイン名「Rose Rurale」は、「Method Rurale (昔ながらの製法)」を由来としている。
■生産者
Christoph Hoch (クリストフ・ホッホ)
本拠地:オーストリア・ニーダーエステライヒ
クリストフ・ホッホは2013年に12代続くホッホ家を継承しました。
彼は故郷のテロワールを研究し、他の土地と比較することで、この地の“ホレンブルク礫岩”が個性を描いていることに気が付いたのです。
彼はこの地、ホレンブルク独自の個性を表現するという妥協のない道を選んだのです。
土地の個性を反映したワイン造りのために、古き時代の伝統的なブドウ栽培と醸造方法を採用しました。
ビオディナミ栽培によるDEMETER認証の取得も、論理的に自然なステップなのです。
1640年から続くホッホ家はドナウ川沿い、クレムスタールのホレンブルクにあります。
この地でワイン造りを行いながらドナウ川を行き来する船舶との商品取引の仕事をしていました。
19世紀の終わりドナウ川の河川航行が規制され、国有化されたことを機にホッホ家は海運業を廃業し農業へ専念する道を選びます。
第二次世界大戦後にはクリストフの曽祖父・カール・ホッホはブドウ栽培と果樹園を営んでいました。
その後ホッホ家は2008年以降、ワイン造りのためのブドウ栽培に専念することとなります。
2012年から有機ブドウ栽培への転換をスタートし、2013年、Christoph Hoch名義の最初のワインをリリース。
2015年、初めてのスパークリングワインをリリース。同年“DEMETER”の認定を受けました。
クリストフが目指すのは、優れた熟成能力を持った個性的なワイン。
しかし“良い”だけでなく“感情を刺激する”ワインを造ることなのです。
クリストフ・ホッホのワイン造りの哲学は生まれ故郷の土地の個性をワインの味わいに反映することです。
敬愛する家族の伝統と豊かな経験が礎となっているのです。
『伝統は私にとってとても重要なもので、誰もが手にすることの出来ない希少な贈り物です。私はこの伝統をとても誇りに思っていますが、それ以上の功名心はありません。私は先祖から続く長い列の中の一人にすぎないのですから。』