ト・ブランコ 2020
国:Spain (スペイン)
地域:Tarragona (タラゴナ)
品種:Chenin Blanc (シュナンブラン)
Grenache blanc (グルナッシュブラン)
Parellada (パレリャーダ)
Macabeo (マカベオ)
Muscat of Alexandria (マスカット・オブ・アレキサンドリア)
タイプ:White (白)
土壌:赤い石灰質土壌
認証:ユーロリーフ
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
シュナンブラン、グルナッシュブラン、パレリャーダ、マカベオ、マスカットオブアレクサンドリアからなる構成。
様々な区画に植わる様々な品種を同じ日に収穫し、全体の50%は除梗した後に破砕し、残りの50%は除梗し粒のまま、同じ発酵槽で約1週間発酵させプレス。
その後、ステンレスタンクにて8か月間の熟成。
果実の華やかな香りと舌に広がる旨味。
塩気を感じるほどのミネラル感があり、なおかつ滑らかなのど越しを楽しめるバランスのよい白ワイン。
濃いイエローで例年よりもクリアな色合い。
今回はセパージュもシンプルに。
抜栓直後は還元的ですが、すぐに解けていきます。
黄桃のようなトロピカルでリッチな果実味に蜂蜜やハーブのニュアンス。
徐々にピーチティや林檎の中心部の蜜の香りと変化していきます。
ライムやすだちなど青く爽やかな酸味と苦みの絶妙なバランス。
とり天や芽キャベツのフリットなどととても良さそうです。
■生産者
Celler Tuets (セラー・テュエット)
本拠地:スペイン・タラゴナ
2012年よりスタートしたワイナリー。
オーナーのアルベルトは元々エコロジストで、畑も自然な方法で栽培しており、そこにはビオディナミ、ビオロジックなどの概念は全くありません。
「幸せな農業」をコンセプトに、働く人も飲む人も皆が幸せになれるような農業、そしてワイン造りを目指しています。
彼の畑の多くは、赤い石灰質土壌で、造られるワインも塩気と石のようなイメージを与える味わいが特徴的です。
醸造は、自生酵母で行い、コラージュもフィルターも一切行わず、SO2も瓶詰時に1-2g/hlを添加するのみです。
ラベルの選定バサミを持つ手が意味するように、全てを手作業で行っており、非常に丁寧な仕事を感じさせるワインです。
スペインワインでここまでの綺麗な酸味と透明感を持ち合わせるワインは他にありません。
生産量は少ないですが、多くの方に飲んでいただきたい新しいジェネレーションワインです。