マルト・マンナ 2020
国:Germany (ドイツ)
地域:Rheinhessen (ラインヘッセン)
品種:Portugieser (ポルトギーザー)
Regent (レゲント)
Scheurebe (ショイレーベ)
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオロジック
SO2:無添加
度数:9.5%
インポータコメント
旧約聖書で民が飢えた時にモーゼの祈りによって天から降ってき た食べ物(マナ、マンナ)がキュヴェ名です。
マルト自慢の最も優れ た区画で育つ 3 品種で、ポルトギーザーは 5 日醸し、レゲントは直接圧搾、ショイレーベは1ヶ月醸しそれぞれ木樽で発酵・熟成しアッサンブラージュしました。
淡いアセロラ色、梅やクランベリー、 苺の香り、リンゴの皮のほろ苦さや冷涼な酸が立体感を生みます。
■生産者
Weingut Worner (ヴァイングート・ヴェルナー)
本拠地:ドイツ・ラインヘッセン
ラインヘッセン地方のマルティン・ヴェルナー氏は1993年生まれ。
ヴェルナー家は代々ブドウ造りを生業にしており、祖父の代まではスパークリングワイン用に全てのブドウを売っておりました。
マルティンの父の代から自社ブドウを使った醸造を開始。
男3人兄弟の次男坊のマルティンの父親は寡黙で厳格な昔気質、幼少の頃から厳しく育てられました。
在学中の10代は、ギターやドラム、ペインティングなど音楽やアートが大好きで、さらに数学も得意だった彼は自由な発想を形にしたいと建築家になる思いをもっていたそうです。
ところが卒業前に、父親から知人のワイナリーの収穫の手伝いに派遣され、大きく人生と考えを方向転換します。
自らに『ヴィニュロンのDNAが宿っている』ことに気付いた彼は、卒業後は様々なワイナリーで研修生として働きワイン造りの勉強を開始、2015年に はオーストリアのナチュラルワインの造り手グートオッガウ、2016年はフランスのマタッサで学びます。
そんな折、父親が病気で倒れてしまい、2016年秋、マタッサでの収穫終了後、彼は実家に戻ります。
そして父の持つ7haの畑のうち3haを自分のタイミングで収穫し、2016VTGより初めて自らのワイン造りを開始。
(マルトワインシリーズの誕生です。マルトとは彼のニックネームです)
これを契機に実家の畑の一部を正式に譲り受け、自らの修行で得た知識を元にブドウ造り・ワイン造りを開始。
彼が目指すのは無農薬の畑でのブドウ造りと自然酵母での発酵と酸化防止剤無添加のナチュラルワイン。
ナチュラルで透明感ある味わいをベースに、軽やかさと複雑さを兼ね備えたワインが彼の目指す基本スタイルです。
ゆくゆくはクラシカルなスタイルのリースリングを造ることを視野に入れながらも、まだまだ若いので今は自由な発想でリスクに挑戦していきたいと語ります。