パパナパトー 2021
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Syrah (シラー)
タイプ:Red (赤)
度数:14%
インポータコメント
ロリータがワイン造りを始めたばかりの頃、手動のプレス機がうまく使えず困っていました。
そこへワイン造り素人の父親がやってきて助言したところ偶然スムーズに作業が進んだと言います。
そして去り際に父親が「papa nʼa pas tort(パパナパトー=パパは間違いない)」と捨て台詞を吐いたことからワインの名前として採用されました。
使用しているシラーは、近くの町・グレサックのドメーヌから購入したものです。
収穫間際に気温が下がったことから、糖分が少し抑えられたブドウになっています。
シラーを除梗し、7日間のマセラシオンしています。昨年と同様にタンクでのみ熟成しています。(一昨年のミレジムは一部樽熟成)
今回はロリータもお気に入りの軽いパパナパトーに仕上がりました。
このキュヴェは元々ミディアムボディの赤ですが、彼女は自分の直感を頼りに以前より軽めの赤を作ることに成功しました。
スパイシーで柔らかななタンニンがあり、ジューシーで冷涼感のあるシラー。
■生産者
Lolita Sene (ロリータ・セヌ)
本拠地:フランス・ラングドック
ロリータはまだ若いですが、スター性を秘めた造り手です。
故郷のラングドックを出てパリのクラブなどでイベントの仕事をした後に農業学校で勉強しました。
卒業後はパリとカナダのワインショップ働いていたのですが、ナチュラルワインをお客さんに勧めているうちに、自分でも造ってみたいという気持ちがふつふつと湧き上がってきたと言います。
現在、ラングドックのナチュラルワインシーンで最も注目されている生産者の1人である彼女のワインは、すでにフランス国外でも人気になっています。