ロゼ・ダン・ジュール グロロー・グリ 2022
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Grolleau Gris (グロロー・グリ)
タイプ:Pink (ロゼ)
栽培:ビオディナミ
度数:11%
インポータコメント
この畑はクリマの特徴で毎年グロロー・グリに貴腐がつき、大変香り高い美しいロゼができる。
軽やかで上品な甘さがある。
亜硫酸を減らしつつ、甘口に仕上げるために、フィルターの回数を増やすことで対応。
通常、フィルターをすると、一回につき、10%の量のワインが失われる。
■生産者
La Ferme de La Sansonniere (ラ・フェルム・ド・ラ・サンソニエール)
本拠地:フランス・ロワール
1989年の創業時からビオディナミを敢行。
当主のマルク・アンジェリは、ニコラ・ジョリーらと共にビオディナミの最重要啓発グループ「ラ・ルネッサンス・デ・アペラシオン」の中核メンバーとして、世界にビオディナミの力を伝道した使徒の一人である。
コトー・デ・レイヨンとボヌゾー、計7haからスタートした畑は、現在10ha。
その土は活き活きした精気にあふれ、畑に立つだけで心が落ち着くほどの生命感に包まれる。
生産の中心はシュナン・ブランで、フシャルドは1975年植樹、ブランドリは1949年植樹の古木。
収穫量はロワールが豊作に沸いた2015年の、比較的若木を含むラ・リュンヌさえ23hl/haに抑制した。
そのワインは、無限の多層性あるエキス感と、まるで宙を舞うかのような軽やかさと端正さを併せ持つ。
まさにヴァン・ナチュールの精髄であり、神聖さすらたたえている。
2016年にはアルザスやジュラで責任者の立場でワイン造りに関わり、またマルクとはルネッサンス・デ・ザペラシオンでの活動を共に行う同志でもあるブルーノ・チョフィが加入。
しかし2018年にマルクの息子のマルシャルがドメーヌへと戻ってきたことで、親子でのワイン造りへと移行した。
現在、伝統と感性の継承中である。