シャブリ プルミエ・クリュ モンマン 2020
国:France(フランス)
地域:Bourgogne(ブルゴーニュ)
品種:Chardonnay (シャルドネ)
タイプ:White (白)
栽培:有機栽培
土壌:石の多い粘土石灰質
度数:%
インポータコメント
完熟したブドウを手摘みで収穫し、すぐにその場で選果する。
醸造所に運ばれたブドウは全房で圧搾を行う。
圧搾はゆっくりと時間をかけて(3 時間半)実施。
その後、10~12 時 間の前清澄を行う。
アルコール発酵は温度管理機能付きのタンクで、野生酵母のみで自然に行われる。
発酵は 3 ヶ月近くかけてゆっくりと行われる。
マロラクティック発酵は自然にスタートさせ、完全に実施する。
引き続きでステンレスタンクで、シュール・リーの状態で熟成を行い、熟成中に 1 回の澱引きを施して、ワインを空気に触れさせる。
熟成期間は 24 ヶ月。
瓶詰め前に各ロットをアッサンブラージュして、自然清澄させる。
瓶詰は無濾過、もしくは 珪藻土で軽く濾過を行って実施。
このワインはその香り、ワインらしさ、火打ち石の香りと複雑さで抜栓直後から感じられる柔らかさに驚かされる。
繊細で、白桃やミネラルのニュアンスが層をなし、若いうちから魅力的な味わいを楽しめます。
2~5 年以内に飲むのが良いでしょう。
ソーセージやハムなどの豚肉加工品など塩辛い料理と良くマッチします。
■生産者
Domaine Moreau Naudet (ドメーヌ・モロー・ノーデ)
本拠地:フランス・ブルゴーニュ
モロー・ノーデは 17 世紀から続く家族経営のドメーヌです。
1929 年、当時のドメーヌの当主アルフレッド・ノーデは、INAO のメンバーで、彼が中心となってシャブリのアペラシオンの境界の策定を行いました。
その後、アルフレッドはシャブリの INAO 委員会の名誉会員に。
1950 年には Marie NAUDET マリー・ノーデが René MOREAU ルネ・モローと結婚。
ブドウ栽培に携わってきた 2 つの家系の名前を絶やさないために、ドメーヌ名を MOREAU NAUDET モロー・ノーデとしました。
1968 年に Roger MOREAU ロジェ・モローがドメーヌに参画して 1972 年にドメーヌを継承。
1991 年には Stephane Moreau ステファン・モロー(写真 上の左)がドメーヌに参画。
2004 年のロジェの引退に伴い、ステファンが当主となり、その後の名声を築き上げました。
しかし、2016 年夏にステファンが心臓発作で急逝。
妻のヴィル ジニがドメーヌを引き継ぎました。
その直後にはドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぎませんでした。
ドメーヌを率いるヴィルジニは
「ステファンが築き上げてきたこれまでのドメーヌのスタイルを継承します。長年ドメーヌで仕事をしてきた栽培・醸造チームが一緒にいるので全く心配していません。スターは一人の個人ではなくドメーヌなのです。」
と、ドメーヌとしての継続性を強調し、さらなる進化を誓っています。