カランボラージュ 2021
国:Germany (ドイツ)
地域:Mosel (モーゼル)
品種:Pinot noir (ピノ・ノワール) 40%
Elbling (エルプリング) 35%
Chardonnay (シャルドネ) 35%
タイプ:Orange (オレンジ)
度数:11.5%
インポータコメント
手摘みで収穫後、ピノ・ノワールの一部は1週間ほどマセレーション、エルプリングの一部はマセレーション発酵、それ以外のブドウはシャルドネも含めて全房プレス。
その後、異なる大きさの古樽にモストを移し、12ヶ月 シュールリー。
無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
(生産者が非常に多忙かつ醸造に関する詳細な情報をまとめていないため最低限の説明となります。)
■生産者
Jonas Dostert (ヨーナス・ドスタート)
本拠地:ドイツ・モーゼル
ドイツを代表するワイン銘醸地モーゼルであるが、最上流地域である「オーバーモーゼル」について話す人はほぼ皆無である。
この地のワインの歴史は長いが、注目されるような生産者が出てこなかったことが大きな理由だ。
そんなオー バーモーゼルの新時代を切り開こうとワインを世に出したのがヨーナスだった。
ジュリアン・ルナール同様、ファーストビンテージが2018年のヨーナスは、ヨーロッパ最古の品種の一つであるエルプリングに主眼を置く。
かつては、ドイツ中で栽培されていたエルプリングは、「優れた品種」を広める動きの中でリースリングやシルヴァーナに植え替えられていき姿を消した。
辛うじて残っているのが、モーゼルの一部である。
主にスレート土壌がみられる中部・下部モー ゼルとは異なり、オーバーモーゼルには貝殻石灰岩土壌がある。
土地の味わいを極限まで引き出したいという強い想いがあるヨーナスは、畑仕事から醸造の全ての段階において不介入主義を貫く。
造られるワインには非常に丁寧かつ繊細 な彼の仕事が表れている。
ワインは人、そして土地だということを強く意識させられるのがヨーナスのワインだ。