ロゼ 2021
国:Germany (ドイツ)
地域:Pfalz (ファルツ)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール) 80%
Merlot (メルロー) 20%
タイプ:Pink (ロゼ)
栽培:ビオディナミ
度数:12%
インポータコメント
手摘みで収穫後、ピノ・ノワールは全房プレス。
メルローは2日間のマセレーション。
その後、モストを1000L, 500L, 古バリックに移し自然発酵。
ワインの継ぎ足しをしないため、産膜酵母が白い膜を形成する。
その状態で12ヶ月間のシュールリー。
その後、粗いフィルターを掛けボトリング。
21年ビンテージは、樽にワインを足さなかったことで産膜酵母が形成され、産膜酵母由来と考えられる旨味があります。
何度か試飲しましたが、抜栓前にボトルを振った方がこのワインの持ち味がしっかりと現われるかと思います。
■生産者
Scheuermann (ショヤマン)
本拠地:ドイツ・ファルツ
ドイツワイン造りのシリコンヴァレーとも言われるファルツ州のニーダーキエヒェン に拠点を置くジモンとカブリエル兄弟はワイナリーの4代目にあたり、2009年に初めて二人のワインが生産された。
2012年にはビオディナミ農法に切り替え、2019年にデメテールの承認を得た。
彼らの畑仕事における理念は、土壌の特徴とそこに現れる唯一無二の個性を引き出すために極力ブドウ樹の生命リズムを乱さないことだ。
そのためには、土壌を守り、保持するのみならず、土壌の生命力をより一層活性化することが重要となる。
彼らにとってビオディナミ農法はそのための手段を提供してくれる。
彼ら兄弟にとってのワイン造りとは、ワイン畑を取り囲む動植物とそれら多くの要素間のバランスを保つ人間 がいて初めて可能となる。
その条件が整っていれば、人間がワイン造りに大きく介入する必要性はなくなると信じている。
ショヤマンは、ファルツのハールト山地の東端の丘やその麓に畑を所有しており、全体的に日照条件が非常に良い。
土壌は雑色砂岩、 レス、石灰など多様で異なる区画でワインを造っている。
日常的に飲めるワインから、熟成を見越したスケールの大きいワインまで、 造るワインのレンジは広く、他の若い世代同様に試行錯誤を続けることを厭わない二人は毎年成長する姿を見せてくれる。