デルニエール・ネ 2023
国:France (フランス)
地域:Loire (ロワール)
品種:Pinot Noir (ピノ・ノワール) 50%
Gamay (ガメイ) 35%
Gamay Tanturier (ガメイタンチュリエ) 15%
タイプ:Red (赤)
栽培:ビオディナミ
SO2:無添加
度数:12%
インポータコメント
コリーヌが3人目の子どもを妊娠して、海外に住んでいた私たちはフランスに帰ることになった。
『Dernier Ne』とは、『最後に生まれたもの』と意味し、私たちの3人目の子ども、私たちが生み出した最後のキュベを表している。
濁りのあるルビーレッド。
赤い花のアロマにダークチェリーやカシスなどの果実味。
シナモンなどの緻密なスパイス感。
ミネラリーでとても瑞々しい印象。
徐々にカシスソースのような華やかな香りや、赤紫蘇、小梅のようなニュアンスも現れてきます。
タンニンはきめ細かく、とても滑らかな舌触りでスムースな喉越し。
旨味が詰まっており、しみじみと噛み締めたくなるような味わいのピュアな液体。
■生産者
Domine Maisons Brulees (ドメーヌ・メゾン・ブリュレ)
本拠地:フランス・ロワール
2013年9月。
ロワールの偉大なビオディナミスト、ミシェル・オジェの引退はこのドメーヌの新たな門出となりました。
そしてこのドメーヌ・メゾン・ブリュレを新たに引き継いだのはアルザス出身のポール・ジレという男。
彼は元々アルザスでカヴィストとして働いていました。
また2011年まではアルゼンチンでレストランの経営者を行っていましたが、ヴィニュロンになる夢を捨てきれず、フランスに戻り醸造学校に通いながらアルザスのブルノ・シュレールの元で働きました。
その後トゥーレーヌを訪れた際にその土地に魅了され、ミシェルと出会い彼の元で数年間の経験を積むこととなります。
その時の真摯な姿がミシェルに自身のドメーヌを継承させることを決意させます。
ミシェルから受け継いだメゾン・ブリュレの伝統は守りながら、新しいスタイルを加え進化させ、ラベルも魅力的なものに変更しています。
ミシェルが醸造していたエネルギーに満ち溢れたあの液体に、優しさを付け加えたような素晴らしい味わいのワインが生まれました。