ラウル 2021
国:France (フランス)
地域:Rhone (ローヌ)
品種:Carignan (カリニャン)
タイプ:Red (赤)
SO2:無添加
度数:13%
インポータコメント
2022年9月に販売いたしましたアイテム(2022年5月瓶詰め)のロット違いとなります。
前回のリリースに比べて、愛らしい若々しさを残しつつ、より繊細で複雑性を帯びた味わいとなっております。
全房で10日間マセラシオンカルボニック。
ステンレスタンクで11ヶ月間の発酵と熟成。
2022年8月瓶詰め。
やや淡いガーネット色。
新鮮なフランボワーズやザクロ、小梅、クランベリージュースといった、張りのある酸を感じさせる赤い果実の香りに、グレナデンシロップや赤いベリーソースなどの凝縮感のあるアロマが混ざり合います。
さらに赤紫蘇、クローブやナツメグなどのスパイス、木香、ビターカカオのニュアンスが複雑さを与えています。
香りとともに、やや喉をかすめるような揮発酸が感じられますが、口当たりは滑らかで、しっとりと口中へと沁み渡ります。
明るく透明感のある赤い果実の果汁を想わせる風味が大きく膨らみ、可愛らしい表情を覗かせます。
仄かな塩味が果実味や甘みを引き立てながら、腐葉土、ドライフラワーやハーブ、スパイスなどの様々な要素が少しずつ重なり、こなれた印象と奥行きのある味わいが深まります。
余韻には果実の充実感と甘み、複雑性が調和した風味が長く続きます。
■生産者
Le Mazel (ル・マゼル)
本拠地:フランス・ローヌ
ローヌ南部アルデッシュの小さな村ヴァルヴィニエールに位置しており、現在20haのブドウ畑を所有しております。
ブドウ栽培は祖父により1919年から始まり、父や現当主のジェラルドにより大きく成長しました。
ジェラルドは、1984年より父の元で働き始めました。
当時、ブドウはヴァルヴィニエール協同組合のワイナリーへ卸していました。
80年代に入り化学肥料や農薬、除草剤などが蔓延しただけでなく、販売率を優先したワイン造りや不自然なワイン造りが多くなっている時代でした。
そのような時に、ジャック・ネオポールとマルセル・ラピーエールに出会い、化学肥料や亜硫酸、培養酵母などを使わず自然で高品質なワインを造る事が出来ると知り、1997年より自ら醸造を手掛けるようになりました。
100%天然酵母、酵素やビタミン、亜硫酸の無添加。清澄やろ過も行っておらず出来るだけ自然な造りを心がけ、フルーティーで香り豊かなワインを造る事を心がけています。