ルー・カリニャン 2015
本年8月にマルセル・ラピエールファミリーの一員、オランダ出身レイモン・ルコックが多くの人に惜しまれながら逝去しました。
オランダ人らしく国境関係無く、美味しいワイン、食材をもとめ、それを供給し、多くの人達を笑顔にしました。
今回、レイモンへのオマージュを込めて、ロックブラン村のシスト土壌で樹齢80年を超すカリニャンで造りだしたルー・カリニャン2015を紹介させて頂きます。
国:France (フランス)
地域:Languedoc (ラングドック)
品種:Carignan (カリニャン)
タイプ:Red (赤)
土壌:シスト土壌
度数:14%
インポータコメント
レイモンと彼の友人ジャン・ジャックが樹齢70年を超すカリニャンで醸造したのがこのルーカリニャン。
彼らが自然派ワインを造る事になったきっかけは、フィリップ・パカレがロックブラン村に来て栽培や醸造をアドバイスした事でした。
その後、何回か造ってみたが中途半端で終わっていたものの、本格的に準備して慎重に醸造したのがこのルーカリニャン。
彼らにとっては10年越しの計画がようやく実りました。
標高が高く、シスト土壌に栽培されているカリニャンをナチュラルに造ると素晴らしい威力を発揮します。
最近のカリニャンはブルゴーニュのピノノワールの如く、ラングドックきっての繊細なワインを醸す品種として位置づけられてきました。
少し前までは安ワインを造るための品種として軽視されていた品種です。
収量を抑えると実に繊細な果実味とミネラルと合わさってフレッシュさが出て、真っ直ぐな透明感が液体に表現されます。
まさにルー・カリニャンはラングドックのカリニャンのポテンシャルを最大限に引き出したワインといっても過言ではありません。
■生産者
Raymond Recoque (レイモン・ルコック)
本拠地:フランス・ラングドック