ワイルドロゼ 2018

  国:Germany (ドイツ)
 地域:Rheinland- Pfalz (ラインラント=プファルツ)
 品種:Portugieser (ポルトギーザー)
タイプ:Pink (ロゼ)
 土壌:黄土、ローム土壌、石灰岩
 栽培:オーガニック
 醸造:2018年8月30日に手摘みで収穫。
    全房で3日醸し。
    自然酵母で発酵開始しドイツ産木樽で8ヶ月熟成。
    2019年4月に瓶詰めしさらに瓶内熟成2019年12月リリース。
 SO2:無添加
 度数:10%

インポータコメント
本VTは自分達が大いに満足する味わいになるまで少し長い熟成を行いました。
ロゼというよりバランスのよい偉大な薄赤。

ルバーブ、アセロラ、クランベリー、凝縮した深紅の果実。
ブライトでジューシーですが凛とした気品も感じられます。
アペリティフや前菜のみならず、肉料理にも。
美味しすぎて飲み過ぎ注意。


■生産者
BRAND BROS (ブランド・ブロス)
本拠地:ドイツ・ラインラント=プファルツ
作り手:ダニエル&ヨナス・ブランド

1891年から続く家族経営ワイナリーの5世代目若き兄弟ダニエルとヨナス・ブラッドは2014年に父からワイナリーを引き継ぐ継ぎ、畑を12haから18haに拡大、完全に有機農法でナチュラルな生産に移行しました。
(※兄弟によっては有機農法が2007年から開始。)
現在、兄弟はすべての畑を有機農法で管理しており、ほとんどのキュヴェは亜硫酸を添加していないナチュラルワインを造り、パリではミラネスタレッツに続き若き天才醸造家としてしワインは大人気。
NYCやメルボルンなど世界の重要ワイン都市で若き兄弟が造るワインのクオリティが話題となっています。

ワイナリーとぶどう畑のあるボッハンはファッツ地方のどこよりも涼しい気候で、葡萄はゆっくりと熟します。
またドーナーベルク山(650m)が雲をブロックするように雨がとても少なく(年450mm)、谷沿いに常に風が吹き、葡萄は病害にかかりにくく健康に育ちます。
畑ではハーブから抽出したエススンや紅茶で自然の力を用い、葡萄の木に強さを与えます。
クローバーや野生のハーブは蜂や益虫を呼び寄せ、多様な生物が住む環境ができます、健全で肥沃さを保った土の畑発酵は野生酵母で自然に始まり、瓶詰めは、兄弟のテイスティングによってしか決定できません。
ワインは無添加で生まれ生きしたワインになります。

2018年8月、日本初輸入が現実化しました。
ワインのラベルは彼の祖母によるほぼ手書きです。
彼ら曰く
「おばあちゃんのデザインはかっこよくてクール」
だそう。


(追記)
2014年、20歳だったヨナスは、古木のシルヴァーネールで彼の初のナチュラルワイン900本を造りましたが、その2/3は飲めませんでした。
そんなヨナス君、翌年は家族に内緒ですばらしく偉大なキュヴェを造り家族をおどろかせます。

カテゴリーから探す