ミュスカ 2019
国:France(フランス)
地域:Alsace (アルザス)
品種:Muscat Ottonel (ミュスカ・オットネル) 40%
Muscat d’Alsace Rose (ミュスカ・ダルザス・ロゼ) 30%
Muscat d’Alsace Blanc (ミュスカ・ダルザス・ブラン) 30%
タイプ:White (白)
土壌:花崗岩、砂、レス、石灰岩、シルト
栽培:ビオディナミ
認証:エコセール
SO2:無添加
度数:13.5%
インポータコメント
ビネール家お気に入りの GC ケフェルコフのすぐ下の区画で、花崗岩と砂質はエレガンスとアロマを、レス土壌と石灰岩シルト土壌は奥行きとスムースさをもたらしてくれます。
ミュスカ 3 品種の半分は除梗して100年前の古いフードルで 8 ヶ月発酵・熟成しました。
黄金色でしっかりとした粘性、金木犀やライチ香、ドライなアタックにほろ苦さと骨格のしっかりとした味わいが印象的です。
■生産者
Christian Binner (クリスチャン・ビネール)
本拠地:フランス・アルザス
作り手:クリスチャン・ビネール
アルザス地方のコルマールよりすぐ北のAmmerschwihrという村に位置するDomaine Binnerは1770年からワイン造りを行っている、非常に名門の家族です。
醸造に関しては農業本来の姿をモットーとして、無農薬を徹底し、SO2もほとんど使用していません。
今でこそ無農薬のスタイルが見直されておりますが、お父様の時代には化学肥料がもてはやされた頃でした。
その時代にもかたくなに一貫して無農薬の農業を続けました。
まわりの人に変わっていると散々言われましたが、このスタイルを一貫して守り続けた造り主です。
収穫も手で行っている為、家族だけで手入れが出来る11haの畑を大切に守っています。
アルザスでは決して大きな造り主ではありませんが、先祖代々から大切に受け継がれた財産は、カーブの中1つとってもうかがえます。
まず古いヴィンテージのワインが数多くストックとして残っており、アイテムが多い為に各ストック場所がCaveの地図で管理されています。
歩いていると偶然1955年のリースリングを発見、珍しいヴィンテージなので、譲ってくれないかと申し出たら瓶を見せてくれて、「目減りがすごいので譲りたいが残念ながら出来ない」と、品質に関する徹底した姿勢が伺えました(実際は大丈夫な程度なものですが...)。
Binner家のワインの味わいはウルトラ自然、一度飲んだら誰でも忘れることが出来ない程、印象的な香りと厚みとエレガンスを備えたスーパーワイン。
アルザスリースリングと言えば、ビネールと言われる程、最近では認知度もあがってきています。